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子供の頃に別れた母親の顔は写真を見てやっと思い出すほどです。そのためでしょうか?周りで誰かが「お母さん」と呼ぶ声さえもぎこちなくてただただ不慣れなことでした。日常のことをお母さんにぺらぺらと話す友達を見ると、どんな気持ちになるのか想像がつかないながらも、とても羨ましかったです。
そんな私にも母ができました。17歳の時にシオンで出会った天の母。母の空席が埋まり、幸せで胸がいっぱいでした。感謝し、また感謝すると祈った記憶が今でも生々しいです。もう私はこの世の誰も羨ましくありません。私がぐれないように正しい道へと導いてくださり、毎日あふれる愛で慰めてくださる母が私にもいらっしゃるからです。