
6人の子供をアメリカの名門大学に進学させ、夫と二人の息子とともに「過去100年間、アメリカに最も貢献した100人の韓国人」に選ばれた母がいます。この母には並外れた教育方針があります。自分の子供だけでなく、他人の子供もよく育ててこそ、皆が正しく成長するというものです。そのため、子供たちに一人で勉強せず、友達を家に連れてきて一緒に勉強しなさいと言って、狭い家なのに18個の机を持ち込んだというのです。また、人の役に立つ人になるにはどの分野でも卓越した人にならなければならないと教え、子供たち自ら最善を尽くして勉強するようにしたということです。
子どもたちを誇りに思う理由は、名門大学を出たとか、高級公職に就く成功を収めたからではなく、自分より他人を先に考え、共に生きる人生について悩む人として育ったからだと話す母。6人の子供がみんな立派に育つことができたのは、このような母の影響が大きかったのでしょう。激しい競争の中で自分だけがうまくいけばいいという利己的な人々に、真の成功は他人と共に発展することであることを悟らせてくれる良い事例です。