仕える者になりなさい

韓国 ソウル / パク・ソンミン

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神様を迎えて信仰生活を始め、他では見られないシオンの特徴をいくつか発見した。

まず、聖徒たちの間で誰がより年上なのか、誰が教会により長く通ってきたのかを把握するのが難しかった。特に権威のある人が目立たないのがその理由だった。二番目には、あえて誰かに言われなくても聖書の勉強、掃除、奉仕に皆が積極的に参加する姿だった。

これは社会生活をしながら厳格な位階秩序に慣れていた私には理解し難い場面だった。「集団」は基本的に統制が難しい特性があるため、上命下服のコミュニケーション体系を必要とする。もしお互いが対等な立場なら、年齢や経歴などでも上下を区分して仕事を進めるものだ。ところがシオンはそのようなものがなくても多くの人がまるで一つの体のように動くのを見て少なからず驚いた。

シオンに出てくる回数が加わり、誰が信仰生活をより長くし、家族の世話をする立場にあるのか大体知ることができた。面白いことに、その方々はより熱心に動き、より多くの話を聞いてあげ、より謙遜な方々、すなわち自分を前面に出さずにあまり目立たない方々だった。その事実を知って「先に立つ人たちが皆、どうしてこんな風にできるのだろうか?」と本当に不思議に思ったことが思い出される。

家族の支援と応援に支えられ、信仰を育てていたある日、聖書を読んでいて、その時持っていた疑問を解く手がかりを発見した。

そこで、イエスは言われた。「異邦人の間では、王が民を支配し、民の上に権力を振るう者が守護者と呼ばれている。しかし、あなたがたはそれではいけない。あなたがたの中でいちばん偉い人は、いちばん若い者のようになり、上に立つ人は、仕える者のようになりなさい。 ルカ22:25-26

職場で気難しい上司の指示に従うのに疲れていたからだろうか、それとも私が全く考えられずにいた教えだったからだろうか。ルカによる福音書22章の御言葉は、私の視線をしばらく止めさせた。続いて、神様の御言葉に従い、家族に仕えてくれるリーダーの方々が皆、すごいと思った。何の取り柄もない私にまでその手を差し伸べてくれたこともまたありがたかった。

数日後には、いと高き神様が最も低い位置で私たちに仕えられ、私たちはその模範に従うという説教を聞きながら、より大きな感動が押し寄せてきた。一体、この世のどんな権力者が下の者にここまで仕える手本を見せられるだろうか!

どんな集団であれ、神様が見せてくださった通りにすれば、対人関係のために苦しむ人は一人もいなくなるだろう。会の雰囲気はさらに明るくなり、笑いも絶えないだろう。シオンみたいに。

兄弟たちに仕えられながら過ごしている間、シオンには信仰の一歩を踏みみ始めた家族が多くなった。そうしながら知らないうちに、父と母の手本に従い先に学んだ兄弟たちに習って家族に仕えている私の姿を発見することができた。

真理を迎えたばかりの家族の方が他の家族と仲よく付き合って過ごすのを見れば、私が特別に何かをしなくても只々胸がいっぱいになる。お互いに仕え合う子供たちに神様がくださった贈り物を開けてみる感じだ。

神様が教えてくださった天国の徳目「仕えてあげること」は私の人生の指針であり心の中の大きな宝物だ。一瞬たりとも忘れることなく胸の奥に刻み、高慢な私の気性を切り倒す鋭い剣として使おうと思う。