豆を植えながら

韓国 大邱 / ファン・ジョンスク

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農家を手伝うボランティア活動に参加しました。働きやすい服装とつばの広い帽子、腕ぬき、ハンカチを持って豆畑に行きました。あらかじめ植えた豆に芽が出ていて、私たちがすべきことは芽が出なかったところにもう一度豆を植えることでした。

芽のない場所を探して土を掘るのに予想できなかった状況が発生しました。地中深く植えたり、水が足りなかった豆からようやく芽が出そうなところがあったからです。このような場合は土をそっとまた、かぶせて芽が育つようにしてあげました。土が浅くて日に焼けたり、水不足で枯れてしまった豆もありました。そんな所には豆を二つずつ植え直しました。葉は一つもなく茎だけ突き出た場合もありましたが、虫が食べてそれ以上成長できなかったのです。その場合、土の中の虫を取って再び豆を植えると芽が出るのだと言いました。中には虫が葉を食べてしまいましたが、下の茎に新しい葉を出した奇特な豆もありました。豆を新しく植えて周辺の雑草もすべて抜きました。雑草が土の養分を奪い、豆が育たないように邪魔するからです。

豆が芽をよく出すためには、良い土地を少しだけ掘って豆を植えなければならず、雨が適度に降らなければなりません。天の父が天国の福音を農業に例えられましたが、本当に適切なたとえのようです。豆をあまりにも深く植えると芽が土を突き抜けにくく、浅く植えると鳥が食べてしまったり、日に干上って枯れてしまったりするので、農夫は適当な深さに豆を植えます。天の父も私たちが信仰の道を歩きながら体験する苦難が大きすぎると、疲れて倒れてしまうのではないか、苦難がなければ弱くて倒れるのではないかと心配され、私たちが勝てるほどの苦難を与えてくださいます。また、時には適切な御言葉と愛で抱き包んで、私たちが丈夫に育つように助けてくださいます。

豆の植え付けを終えて畑を眺めると、畑の畝が最初よりもっとまっすぐできれいに見えました。共にいた家族が豆が育つと、今よりずっときれいな畑になるのだと教えてくれました。農夫の目には、よく育った豆より貴重な宝はないでしょう。私たちが真心と苦労で植えた豆がよく育つことを期待しながら、父も私たちが美しい聖霊の実をたくさん結んで天国の蔵に入ることを願われるだろうという気がしました。

私の信仰もぐんぐん育てて、長い歳月農夫として苦労された天の父と母に本当に気に入られる良い実になりたいです。今日も私たちを良い実に育て、天国に導いてくださる神様に感謝します。いてくださる神様に感謝します。