肯定的な言葉の種

アメリカ NYニューウィンザー / ロクサーヌ

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私の家族は「幸せな家庭礼拝」をささげた後、<家族愛コミュニケーション>コーナーに載せられた「幸せを設計する肯定的な言葉」という文を読みました。言葉の力について気づかされる内容でした。 2016年リオデジャネイロ五輪で韓国の選手が「できる。できる」と何度も言いながら相手選手に勝った内容が特に印象的でした。その選手はほぼ敗北寸前で勝てる確率が殆どなかったにもかかわらず、劇的な逆転を成し遂げ試合に勝つことができました。

その頃、私の7歳の息子は算数の勉強が苦手で困っていました。そのため、私と主人は、息子の学校の先生に頻繁に相談していました。先生は、息子がこの時期に算数をしっかり学んでおくことが大切だと言われました。それは一理あると思った私たちは、毎日放課後、算数のテストを受けさせるようにしました。けれどこれは息子に精神的な負担を与えるような気がしたので、物や小銭などを使ながらいろいろな方法で算数を教えたりもしました。しばらくの間は、落ち込んでいる息子の姿を見ながら私も夫も心が重かったです。

ところが、ある時から少しずつ息子が明るくなり始めました。息子は家に帰ってくるや否や、すばやくカバンを開けて算数のテスト用紙を見せてくれました。息子の算数の点数は次第に上がっていき、ついには100点をとるようになりました。保護者会のとき、先生は息子の算数の実力がとても向上したし、息子が算数の時間によく集中し、前向きに努力している、と言われました。

何がこのような変化を生み出したのでしょうか?私と夫は以前、算数のテスト用紙に息子が「僕はできる」、「僕はできるし、できた」と書いているのを見ました。私たちは<家族愛コミュニケーション>の記事が息子にどれほど大きな影響を与えたのか、その時初めて知りました。

敗北寸前だったフェンシング選手が勝利を収めたように、肯定的な言葉の種さえ植えれば、何でも成し遂げることができます。天の父と母も、子どもたちの勇気を絶対にへし折られず、すべてのことに肯定的な御言葉で導かれながら愛と慰めと希望を下さいます。肯定的な言葉の種を自分自身と家族、そして周りいにる人々に熱心に蒔きながら、息子が成し遂げたように私も良い実を結びたいです。『幸せな家庭』の本を通じて、我が家に知恵と幸せと喜びを与えてくださった神様に感謝をささげます。