オオバコの生き方

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オオバコは周辺でよく見られる野草です。主に人通りの多い道路や山道などに生息しますね。昔の名前が「キル(韓国語で道)ギョンイ」であることも、道で育つという意味から由来したそうです。道の上で生きていくために足と車輪にあっちこっちひかれ踏まれることがよくありますが、このような環境はむしろオオバコの生存と繁殖に有利に作用します。

たいてい植物の葉は軟弱で物理的衝撃に弱いですが、オオバコは葉の中に硬い芯があり、踏まれても簡単には裂けません。押さえつけられたオオバコは、毅然として再び立ち上がるだけでなく、自分を踏んで通り過ぎる対象に種をつけて送る機知まで発揮します。人や動物の足の裏、車の車輪などを媒介として利用するのですね。オオバコはそのように種を広くまき散らしながら繁殖と生存を続けていきます。

不毛な環境に屈せず、自分だけの生存方式に従って生き続けるオオバコ。毅然とした態度で世の中と向き合うオオバコにとって、試練は機会の別の名前です。