2024年は、聖書の預言に従って来られたキリスト安商洪様降誕106周年、神様の教会設立60周年にあたる年だ。いちじくの木として表されたイスラエルの国が独立宣言をしてよみがえった1948年、安商洪様が照らされた福音の一筋の光は、神様の教会が設立された1964年以後急速に世界に広がり、半世紀余りで地球全体を真理の光で明るく照らすまでになった。
多事多難だった年が去り、新年を迎えた1月、神様の教会は安商洪様の降誕106周年記念行事で希望に満ちた2024年の福音の扉を大きく開いた。降誕日(旧暦12月1日)を控えた4日と7日、オクチョンGo&Come研修院で相次いで開催された事前記念行事に韓国の牧会者、職分・職責者をはじめネパール、インド、米国など海外から訪韓した牧会者と聖徒2万3千人余りが参加し、降誕の喜びを分かち合いながら今年の福音の決意を固めた。降誕日の11日には全世界7500余の神様の教会で記念礼拝が一斉に行われた。
記念行事第1部の礼拝で、天の母は天の罪で死ぬことになった子供たちを救われようと、この地に来られた天の父に感謝の祈りをささげられ、父の道に従って心を一つにして福音に努めた聖徒たちの労苦をねぎらわれた。「一人でも多くの魂を生かそうとすることが信仰の行為であり、大きな信仰は大きな奇跡を起こす」と励まされた母は「神様の尊い愛を実践し、災いと災難に怯える人々に愛の心で天国の希望を熱心に伝えよう」と仰せになった(ヘブ11:1-2、6-12)。
総会長の金湊哲牧師は「2千年前もこの時代も、神様が人となって来られたこと(聖肉身)は人類にとって大きな喜びの良い知らせである。キリストが来られなかったら、私たちは罪と永遠の命を決して望めなかっただろう」と再臨の意味を強調した。また、パン五つと魚二匹の奇跡を例に挙げ「私たちの力は弱いが、神様が共におられれば壮大な歴史を成し遂げることができる。神様が助けてくださるので、サマリアと地の果てまで大胆に救い主を伝えよう」と励ました(ルカ2:4-14、ヘブ9:28、ヨハ6:4-13、イザ41:10)。
第2部の記念行事では、キリストの降誕を祝う世界中の聖徒たちの公演が続いた。神様の教会メシアオーケストラと150人の連合聖歌隊が披露したベートーべン交響曲9番4楽章『歓喜の歌』を皮切りに、児童合唱団のミュージカル、青年・学生聖徒たちの躍動的なパフォーマンスまで多彩な舞台が感動を与えた。海外の聖徒たちが準備した演奏と舞踊などは映像によって伝えられた。ヒマラヤの高山地帯にあるネパールのセルトゥンとパナマの島の村サンブラス、ブラジルのアマゾンのイタコアチアラなど、地球村の奥地から寄せられた聖徒たちの賛美は、天の父に対する懐かしさと感謝の気持ちがそのまま表現され、参加者たちの心を響かせた。命の真理を知らせてくださるまで安商洪様が歩まれた犠牲の道を描いた映像エッセイと、キリストの再臨の目的を題材にした企画映像も深い悟りと余韻を残した。
天の母は行事を準備した聖徒たちの真心を惜しみなく称えられ、すべての聖徒が信仰で天国を準備し、壮大な福音の歴史を成す2024年を送るよう繰り返し声援を送られた。行事に参加した聖徒たちは「壮大な福音の歴史を覗いてみれば、容易に、当たり前に成就した内容は一つもない。すべての過程に神様の愛と犠牲があったことを忘れずに、天の父と母の模範に倣って80億人類宣教を完成する」と誓った。
神様のお導きと聖書の預言に歩調を合わせ、静かで強大な福音の歴史を築いてきた神様の教会。設立60周年を迎えた待望の新年、キリスト安商洪様の足跡に従って、大きな信仰で大きな奇跡を成し遂げようとする聖徒たちの歩みはさらに忙しくなりそうだ。