2040 プラスチック汚染を終息させるための第1回ASEZ WAO環境コンサート

青い地球のために歌う

韓国

2024年 12月 1日 3,212 回視聴

「♬切実な夢があります。美しい青色の地球 / 困難があっても必ず成し遂げます♪」

12月1日、新しいエルサレム板橋神殿アセズワオ(神様の教会社会人青年奉仕団)の「2040プラスチック汚染終息のための第1回ASEZ WAO環境コンサート」が開かれた。音楽公演と専門家講演、活動家の発表が調和した行事で、アセズワオの活動家および会員、駐韓外交官、大学教授など約600人が参加し、プラスチック汚染終息を一心に念願した。この日、アセズワオは人類が抱え込んだ環境問題の深刻性を知らせ、環境保護の意志を喚起する歌を7曲発表した。

ASEZ WAO環境コンサート初披露

OECD(経済協力開発機構)は、2040年までに国際社会が強力なプラスチック削減政策を履行する場合、プラスチック汚染の終息に近づく可能性があると見通したが、市民の関心と参加は依然として低い。環境部が昨年発表した「環境保全に関する国民意識調査」によると、2023年の韓国の環境問題への関心度が1995年の初調査以来、最も低い数値を記録した。これに対しアセズワオは誰もが簡単に接して真似できる「歌」という文化コンテンツに環境活動を融合させ大衆の関心と実践を引き出す計画だ。

第1回ASEZ WAO環境コンサートは、会員たちが環境の歌を披露し、専門家と疎通して、今後の歩みを具体化する場だった。第一部の開会式でアセズワオのキム・ヨンガプ代表は「自然分解に500年以上かかるプラスチックは地球のあちこちに蓄積・分解されながら毒性物質を放出し生態系を破壊する。これは人類と地球の未来を脅かす深刻な問題である」とし、「これを大衆に知らせ、各界から解決策を集めるためにコンサートを準備した」と話した。続いて、ネットゼロ2050気候財団のチャン・デシク理事長が「今、環境問題を解決しなければ後には手を打つ方法がないので、皆さんがその仕事の先頭に立ってくれることを願う」と訴えた。UNEP(国連環境計画)のシラ・アガルワルカン経済部門局長、レアル・コロンビア環境部次官らは、祝電を通じてアセズワオの環境活動を応援した。

本格的なコンサートに先立ち、アセズワオの活動家代表二人が演壇に上がり「2040プラスチック汚染終息共同宣言」を発表した。会員たちはキャンペーンとフォーラムを通じた「意識増進」、「3R(Reduce・Reuse・Recycle、節約・再使用・リサイクル)運動」で実践する「環境保護」、全世界の政府機関および国際機関との「相互協力強化」でプラスチック汚染問題に積極的に取り組むことを誓った。

歌に意志と念願を込めて

青い地球を夢見るという内容の曲「Our Dream」によるデュエットの舞台で二部の環境コンサートの幕が開かれた。重唱団と舞台を共にしたチェンバーオーケストラは、映画「オズの魔法使い」の主題曲「Over the Rainbow」などを演奏し、コンサートの雰囲気を精一杯に高めた。この日、会員たちはアセズワオ環境プロジェクトの名前を取った歌「Green Workplace(職場内環境保護活動)」、「No more GPGP(プラスチックゴミの島防止)」などを重唱とリズムパフォーマンスなど多様な形式で披露した。いずれもアセズワオの活動家たちをはじめとして神様の教会の聖徒たちが環境保全を念願し、直接作詞・作曲した曲でコンサートの意味を深めた。参加者たちは踊りを真似たり、リズムに合わせて携帯電話のフラッシュを当てながら、心を一つにして舞台を楽しんだ。希望に満ちた未来へ一歩ずつ歩もうという歌「One Step」を鑑賞した参加者たちは歌「共にしましょう、ASEZ WAO」を歌いながら連帯した。

舞台の合間には環境トークも行われた。「アセズワオの活動家と共にする環境の話」で活動家たちは世界各国で展開した環境プロジェクトを紹介し「活動の持続性が何より重要なだけに各国で一時的ではなく文化として定着するように努力しなければならない」と強調した。続いて京畿環境エネルギー振興院のシム・ジェソン気候エネルギー本部長が「大転換の時代」という主題で講演に出た。彼は、環境関連の政府施策を企画して施行した経験談をもとに、大衆の関心を集める効果的な活動方向を提示し、出席者の質疑にも積極的に答えた。

コンサートに先立って設けられた付帯行事では、予め固めておいたコーヒーパック(コーヒーかす)に色を塗ったり、廃棄用の靴下を花の形に編んでキーホルダーを作るなど、面白く斬新に資源を活性化1できる方法を紹介した。パネル展示とクイズゾーンではマイクロプラスチックの危険性と各種環境用語を知らせ、関連知識を提供した。

1. 「アップサイクリング(upcycling)」リサイクル品に新しいアイデアとデザインを加え、新しい価値を付与した製品として再誕生させること。

「環境保護に向けた跳躍の礎になるように」

アセズワオのキム・ゲヨン活動家は「環境問題に触れ、それに対する対応策を立てることで認識と共感を形成する重要性を感じた。簡単に接することができる歌を通じて多くの人が自然に環境に関心を持つようになると思う」と伝えた。ユ・ソジン(城南)会員は、「一緒に地球を守ろうという歌詞から、アセズワオの方向性がよく表れたと思う。職場で同僚たちと一緒にプラスチックを減らしていこうと思う」と誓った。

アジア気候変動教育センターのチョン・デヨンセンター長は「歌は社会的合意と連帯に効果的な手段である。そのような意味で、今日の行事が環境保護を最大化する跳躍の礎になると思う」と述べた。ソウル特別市東大門区議会のイ・ギュソ議員は「環境問題に対する無関心を克服するためには社会の参加を説得することが重要だ」と言ってアセズワオの活動に支持を表わした。

アセズワオは今回の環境コンサートを皮切りに、海外公演と街頭キャンペーン、バスキングを組み合わせた認識改善活動を活発に進める予定だ。