
1981年のボストンマラソン大会で数々のライバルを退けて優勝の栄光を手にした、日本の陸上選手瀬古俊彦(せことしひこ)。彼がマラソン大会のために立てた訓練計画は「午前に10キロ、午後に20キロ走る」。これだけでした。
トレーニング計画が単純すぎたのではないかという記者の質問に、彼は次のように答えました。
「計画は単純ですが、重要なのは1年365日、1日も欠かさずこの計画を実行したという事実です」
計画を立てるのは誰にでもできますが、それを実践するのは難しいことです。毎日誠実に計画を実践した人だけが、志を成し遂げることができます。