また、使徒たちの間に、自分たちのうちでだれがいちばん偉いだろうか、という議論も起こった。…あなたがたは、わたしが種々の試練に遭ったとき、絶えずわたしと一緒に踏みとどまってくれた。だから、わたしの父がわたしに支配権をゆだねてくださったように、わたしもあなたがたにそれをゆだねる。あなたがたは、わたしの国でわたしの食事の席に着いて飲み食いを共にし、王座に座ってイスラエルの十二部族を治めることになる。 ルカ22:24-30
十字架で亡くなられる前日の過越祭の夜、イエス様はお互いに愛しなさいという新しい掟をくださいました。過越祭のパンとぶどう酒を食べて飲みながら、皆でイエス様の肉と血にあずかったので、皆が一つの体のように愛することを願われたのです。しかし、そんな中、弟子たちはお互いに誰が偉いかと言い争いました。
イエス様はそのような弟子たちを叱ったり、もどかしさを吐露されず、天国の希望を持つように悟らせてくださいました。すべての試験の中でそれを共にした弟子たちに天国で御自分と一緒に食べて飲む祝福と、十二部族を治める権勢を与えると約束されました。
イエス様とこの時代の天の母の姿が重なって見えました。天の母は信仰が足りない子供たちをもどかしいと思われず、天国の記憶を思い起こせない子供たちが天国の希望を持てるようにいつも天国の話を聞かせてくださいます。
子供への天の母の愛は決して疲れを知るすべもないようです。私たちを生かすために休むことなく救いの道を教えてくださるその愛をただ受けるだけの子供にはなりません。いつも私を抱き包んでくださり、教えてくださる天の母に報いる子になります。