ハーバード大学で130人の生徒を対象に実験を行った。速度を最大値に設定したランニングマシンの上で5分ほど走らせる実験だった。ランニングはすぐに終わったが、実験は40年間続いた。研究チームは2年ごとに実験参加者たちの近況を確認する方法で、追跡研究を進めた。その結果、彼らの職業面での実現度、社会的満足度、心理的適応水準が『GRIT』に比例しているという事実を確認した。
『GRIT』とは、限界が来た時に、もう少しだけ頑張れる根気と情熱を表現した心理学用語で、当時、強度のランニングで体力的に限界を感じながらも中止せず、一歩でも多く走り、高いGRITを示した学生たちは、そうしなかった学生たちに比べて、成功した人生を送っていた。
GRITが高い人たちは、他人より成功する確率が高いというのが専門家たちの見解だ。アメリカの有名な心理学者アンジェラ・ダークワースは、希望する分野で成功できなかったら、それは才能がないからではなく、途中であきらめたからだと言い、能力的に不充分でも大きな成功を成し遂げられる方法としてGRITを高めることを助言する。小さなことでも最後までやり抜く習慣を身につけると、GRITが向上すると言う。
信仰の競走で限界が感じられる時、今まで信仰のGRITをよく高めてきたならば、大変だとあきらめるより、もう一歩前に踏み出すことができる。自信がなければ、小さな福音の目標を最後まで完了する習慣で、GRITを高めていこう。あきらめずに踏み出した、その一歩一歩が永遠の祝福につながるはずである。
あなたの「GRIT(やり抜く力)」は?