中卒の学歴で肉体労働の仕事をしているノ・テクォンさん。ある日、家で偶然英語の講義の映像を見て、ふと大学に行きたいと思いました。それでその時から勉強を始めました。不惑四十を過ぎた年で難読症までありましたが、仕事の合間に一日2時間だけ寝て本を読み、ガソリンスタンドで夜間勤務をする時は無料講義を聞きました。そのように独学して7年目になると、修学能力試験で満点を取る自信までつきました。
しかし、その間、面倒を見てあげられなかった子供たちはぐれてしまっていました。ノさんは決心しました。自分は修学能力試験をあきらめて子供たちを教えることにです。
ゲーム中毒で高校進学が難しい長男。やっと説得した息子と1日8時間行軍で体力をつけながら全科目を直接指導した末、長男がソウル大学に奨学生として合格しました。次男はアトピーがひどくて高校をやめました。帯状疱疹で息子が目を開けていることが難しくなると、彼は全教材をすべて読んで教えました。その結果、漢陽大学に首席で入学しました。
彼は、世界で最も幸せな父親だと言います。なぜなら、子供たちが最高のお父さんだと言ってくれるからです。