隣人に安全と幸福を

アメリカMDボルチモア教会

57 照会

ボルチモア教会の家族がクラウンズビル警察共済組合の共用講堂に集まりました。約束の時刻より早く到着した家族たちは準備した荷物をすべて解いて本格的な工事(?)に乗り出しました。ここで、昼夜を問わず苦労している地元警察に感謝の夕食をご馳走することにしたからです。何の飾り気もなく、がらんとした空間が家族の手に触れると優雅な結婚式場のように美しく変わりました。

行事の時間が近づくと、警察の公務員たちで場内が賑わいました。家族と一緒に来た方もいれば、勤務中に休憩時間に講堂を訪れた方もいました。ところが突然サイレンが鳴るかと思ったら、それと同時に無線を受けた警察7~8人が一目散に飛び出していきました。慌てた私たちとは違って、警察は慣れたことのように平気でいました。少しの余裕を持つ暇もなく、任務遂行に最善を尽くす彼らを見て尊敬の念を抱きました。

管轄警察庁長をはじめ行事に参加した警察官たちは教会の紹介映像などを真剣に視聴し、家族が丁寧に用意した食べ物を食べながら子供のように笑ったりもしました。特に、学生部の兄弟たちが準備した感謝の手紙に感動を受けて、ずっとありがとうと言いました。行事が全て終わった後も、残念そうに容易に足を離れることができずにいる方々と次の行事を約束して別れました。

「警察」というと緊張で硬直している姿が先に思い浮かんで近寄りがたいと思っていたのですが、今回の行事で距離感がなくなり親しみを感じました。また、隣人と社会の安全のために努力する警察のように、私たちもやはり人々の魂の安全と平和を守ってくれる福音の便りをより一層熱心に伝えなければならないと誓いました。