全世界の女性教役者リーダーシップ教育

御母様の教訓と愛で全うする福音の職務

大韓民国

2019年 4月 27日 8,561 回視聴

70億人類宣教運動を成し遂げようと福音に献身する全世界の神様の教会牧会者のそばには、教会を温かい愛で切り盛りし、聖徒たちのために奉仕する「女性教役者、サモ」がいる。4月27日から新しいエルサレム板橋神殿で「全世界女性教役者リーダーシップ教育」が開催された。4泊5日の日程で行われたこの教育プログラムには、韓国の400余りの教会とアメリカ、ペルー、フィリピン、モンゴル、インドなど52ヵ国の女性教役者が出席した。同じ期間に訪韓した海外の一部の支教会管理者も教育に参加し、預言者の本分と福音のビ ジョンを再確認した。

本格的な教育日程は安息日(4月27日)礼拝から始まった。午前の礼拝で、天の母は女性教役者たちに「最も低い位置で目につかないように美しい香りを放つ花」と称賛され、「御自分の命を犠牲にしてまで子どもを生かそうとなさった神様の愛を受け継ぎ、牧会に伴う困難を喜びと感謝で乗り切り、兄弟姉妹を自分の体のように面倒を見てくれたので、世界福音がより迅速に成されている」と激励された。また『愛が一番』という主題で「愛は知識と常識ではできないことを可能にする。経済難と利己主義の風土の中で、愛が乾いて行く時代にも、神様の子どもらしく気品を持ち、敬虔な言葉遣いと振る舞いで、シオン内外で数多くの魂にまめに熱心に愛と命の糧を供給してほしい」と教訓された(一コリ13:1-11、二テモ3:1-5、一ヨハ4:5-11、ロマ13:10、一ペト4:7-8)。「『幸せな教会』国際カンファレンス」と「国際聖書セミナー」など教育日程全般を共に過ごされながら、食事や寝具に至るまで細かく気を配られる母の姿を通して、女性教役者たちは思いやりと仕える姿勢など、サモとして身に付けなければならない徳目を体得した。

「母に似たサモたちの献身に神様が感動され、教会ごとにより豊かな祝福を下さるだろう」と励ました総会長の金湊哲牧師は、女性教役者に求められるリーダーシップの属性を綿密に整理した。一つ目は、言葉の重要性である。「一言の言葉が消えない傷を残す恐れもあれば、傷ついた心を包んであげることもできるので、信仰の中で『言葉』は神様の愛と真理を伝える道具として慎重に使われなければならない」ということだ。このため、牧会者とサモは、神様の家を任された者として、柔和で謙遜な姿勢、すべてにおいて神様の御心を最優先に考える考え方が必要だ。金湊哲牧師は「観点の違い」という主題の特別講義でも、多様な牧会事例と経験を例に挙げて、東洋と西洋の文化の違い、牧会者と聖徒間の観点の違いを認識させ「70億人宣教が迅速に成されている今、海がすべての川の水を受け入れて浄化させるように、各自の考えと視覚は違うということを認め、家族を包容すれば完全に連合することができる」と、度量と寛容の精神を身に付けてくれることを願った。(ルカ23:39-42、マタ12:35-37、エフェ4:26-32、詩132:12-15、イザ51:3)。

女性教役者たちは教育期間中、「Arise&Shine 2019国際聖書セミナー」、「『幸せな教会』国際カンファレンス」、「女性教役者討論会」など、多様な行事でお互いの経験と知識を共有し合い、神様の御心に合致したサモの役割を共に模索した。日程の最後の日には 「真心、父を読む」展(ソウル冠岳教会)、「わたしたちの母」文と写真展(城南上大院教会)を観覧し、霊と肉両方の親の崇高な愛を悟った。海外の女性教役者たちは、韓国民俗村や伝統家屋の町、景福宮、ソウルNタワーなどの名所を訪れ、韓国の伝統文化と発展した姿に接し、壮大な完成を迎える福音の未来を思い描いた。

シンディ・クィンテロ執事(アメリカMDボルチモア)は「今回の教育を通じて天の母が、サモの役割とは何であり、どのように担うべきか100%模範を示してくださった。自己中心的な考えや行動は捨てて、母のように天の家族のための人生を生きていきたい」と語った。ラマ・フマガイン執事(ネパール・ダラン)も「ヒマラヤの山奥の村の人々まで真理を受け入れることができたのは、唯一父と母の愛のおかげだ。私の使命は父が涙と犠牲で捜された魂を一人も失わないように、すべての家族を包んであげること」と述べ、福音に力を尽くす志を示した。

聖書の御言葉に耳を傾け、母の愛のお手本を実際に目にし、悔い改めと感謝の時間を過ごした女性教役者たちは「顔には微笑みいっぱい、心には感謝いっぱい」で、それぞれの堂会に復帰した。