秋が熟していく10月、隣人に感動と幸せをプレゼントする場が設けられた。8日原州教会で開かれた「第4回隣人と共にするヒーリングセミナー」と15日大田西区教会で進行された「第24回社会人のためのセミナー」だ。オーケストラの演奏と多彩な付帯行事が添えられた二つの行事には、聖徒と市民、各界の要人など計約1800人が参加した。大田西区教会で開かれたセミナーはユーチューブで生中継され、約5800人が視聴した。
「嶺東・嶺西地域の道民が和合するためには、このような行事が役に立つと思う。」 チェ・ドンヨン前春川市長
原州教会で開かれた第4回隣人と共にするヒーリングセミナーは原州だけでなく江陵、春川、三陟など多くの地域から来た隣人たちで大いに盛り上がった。参加者たちは付帯行事会場で仲良く写真を撮りながら大切な人たちと楽しい一時を過ごすかと思えば、はがき書きコーナーで家族と友人に手書きでじっくりと真心を書き下ろし、思い出を反芻したりもした。
12時30分、本行事が始まった。神様の教会メシアオーケストラが「お母さん、お姉さん」、「シネマパラディソ」、「人生のメリーゴーランド」など親しみがありながらも温かい旋律の曲で構成された演奏を披露した。行事の雰囲気が感動で盛り上がる頃「最も大切な贈り物、家族」を主題にセミナー発表が進行された。発表者が両親の黙々とした犠牲的な愛を込めた随筆作品を相次いで紹介し「いつも私の味方になってくれる家族は最も大切な贈り物」というメッセージを伝えると、あちらこちらで涙が爆発した。
軍服務中に外泊をして両親と一緒に来たラ・ジヒョン(麟蹄)さんは「セミナーを見ながら両親が本当に私をとても愛してくれるんだなと改めて悟った。今まで両親にあまり表現できなかったが、今日は産んでくれて育ててくれたすべての瞬間がありがたかったと必ず伝えたい」と感想を明らかにした。チャン·シンサン元横城郡守は「寂しさで疲れた人々が多いこの頃、このような行事を通じて心が結びつく社会を作ることができると思う。このような行事が頻繁に開かれれば、地方もより暮らしやすく、品格のある都市になるだろう」と話した。
主に首都圏の教会で開かれていた神様の教会「社会人のためのセミナー」は24回を迎え大田西区教会で幕を上げた。セミナー当日、会場は多様な年齢層の社会人参加者で早い時間からにぎわった。
タルゴナ作り、カリグラフィー葉書作りなど、可愛らしい体験コーナーで活気を得てリフレッシュした参加者たちは、本行事で共感のこもった笑いを浮かべ、ストレスを解消した。社会人たちの哀歓を機転よく解きほぐした「社会人共感クイズ」で爆笑し、大田圏の青年たちが準備したチェンバーオーケストラの演奏と重唱公演で心に慰めを得た。続くセミナーのテーマは「Are You Ready?」だった。三人の発表者は、神様の祝福が約束された過越祭を紹介し、参加者全員が神様の恵みの中で幸せで意味ある人生を営むことを祈った。
キム·ヨンス前大田広域市中区議会議長は「息する暇もないほど忙しく生きていくために心が乾いた青年たちに、心の平安と余裕を与える時間だった。私も癒された」と感嘆した。ハ・ユナ(天安)さんは、「普段は仕事で忙しいので、文化を楽しむ余裕がないのに、私たちのために舞台を準備したということ自体が感動として感じられた。今日、充電したエネルギーで年末まで頑張れると思う」と話した。