第5回ASEZ生物多様性セミナー

「ネイチャー・ポジティブ」実現に向けた大学生の役割の模索

韓国

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ASEZ(アセズ、神様の教会大学生奉仕団)が2019年より継続して開催してきた生物多様性セミナーが、今年で第5回を迎えた。6月29日、ソウル大学ガオンホールで開催された「第5回ASEZ生物多様性セミナー」には、ソウル大学、高麗大学、全北大学、ユタ大学アジアキャンパス、ニューヨーク市立大学などから大学生や留学生、教授ら約300人が参加し、盛況のうちに幕を閉じた。

今回のセミナーのテーマは「ネイチャー・ポジティブ(Nature Positive、自然の回復と再生)」であった。これは、生物多様性の損失を食い止めることにとどまらず、自然生態系そのものの回復と再生を目指す国際的な目標を意味する。

国連グローバル・コンパクト(UNGC)韓国協会のユ・ヨンチョル事務総長は、「自然と調和した経済への移行」をテーマに基調講演を行った。ユ事務総長は、「自然は単に保護すべき対象という次元を超え、経済的価値を有する重要な資産である」と述べ、「これからは気候変動と生物多様性の危機をともに捉える包括的な視点に立ち、政府・企業・市民社会が協力しながら『ネイチャー・ポジティブ』を実現していく必要がある」と展望を示した。参加者との質疑応答では、「まずキャンパスから炭素排出量や自然環境への負荷を数値化し、それを基に解決策を模索する力を身につけてほしい」と助言した。

国連貿易開発会議(UNCTAD)の貿易・環境・気候変動・持続可能な開発部門長シャンタル・リン・カルパンティエ氏は、映像講演を通じて環境問題の解決における若者の役割を強調した。彼は「各国政府が環境政策の実効性を高められるよう、若者自身が関心を持ち、経済や金融について幅広い理解を深めるとともに、外交的な能力を培い、自らの声を直接届けてほしい」と呼びかけた。

また、ASEZが世界各地で展開してきた環境活動を紹介する時間も設けられた。発表を担当した会員は「ネイチャー・ポジティブ」と、環境問題を正しく理解し、それを実践へと結びつける力を意味する「グリーン・リテラシー(Green Literacy、環境リテラシー)」の概念について説明した。こうした認識を基盤として、ASEZは各国において「2026年全世界ブルーカーボン生態系保護イニシアチブ」をはじめ、気候変動への対応に向けた多様な活動を展開してきた。

アナイア・トーマス氏(ハーバード大学)の米国ASEZブルーカーボン生態系保護活動の実践事例を紹介する映像や、各国の大学生がオンラインで参加した「グローバル青年セッション」も大きな関心を集めた。韓国、フィリピン、ネパール、エクアドルなど各国のメンバーは、「ネイチャー・ポジティブ」の実現に向け、海岸や河川で実施したプラスチックごみの回収活動の成果と具体的なデータを共有した。「海はさまざまな水の流れを通して一つにつながっているからこそ、海洋生態系を守る取り組みは、遠い場所からではなく、私たちの暮らす都市の日常から始めなければならない」との認識を共有したメンバーたちは、一人ひとりの実践と活動データの蓄積、そして地球規模の環境保全ネットワークの必要性について意見を交わした。

ユタ大学アジアキャンパスのシン・ジヨン教授は、行事後のインタビューで、「持続可能な発展のために自分が何をすべきなのかを理解し、自ら未来を切り開いていこうとする大学生たちの姿に、希望を感じた」と語った。

参加者たちは本セミナーを通して、生物多様性を保全することの重要性を改めて心に刻むとともに、大学生として実践できる具体的な方法について考える機会を得た。ムン・インエ(韓国外国語大学)会員は「生物多様性の保護は、単に動植物のためだけの取り組みではなく、人と自然が共生する道を切り開くことだと考えている。この問題について見識を深めることができ、とても意義深い時間だった」と感想を述べた。伝えた。イム・オジュン(高麗大学)会員は「専門家による講演を通して、これから大学生奉仕団の一員として『ネイチャー・ポジティブ』の実現に向け、何をどのように進めていくべきなのか、具体的に思い描くことができた」と語り、今後の活動への抱負を示した。

第5回ASEZ生物多様性セミナー

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