濃い青空と色とりどりの草木が調和して感嘆を誘う秋、第83回海外聖徒訪問団が韓国の地を踏んだ。全大陸を合わせた今回の訪問団は、米国、コロンビア、ベネズエラ、ブラジル、インド、オーストラリア、南アフリカ共和国、スペイン、ポルトガルなど21ヵ国180人余りの聖徒たちで構成された。11月3日、「新しいエルサレムの日記念行事」を10日ほど控えて行事公演に参加する聖徒たちが続々と入国し、それから一週間後に残りの聖徒たちが到着した。彼らは17日まで最長二週間滞在し、母の愛の中で意味深い時間を過ごした。日程は英語、日本語、ヒンディー語、ドイツ語などの8言語同時通訳で進められた。
天の母は聖書の預言に従って、遠方から雲のように鳩のように飛んできた子供たちを両手を広げて喜んで、優しく迎えてくださった。また、それぞれ忙しい日常を後にして少なからぬ苦労と努力を傾けて訪韓した聖徒たちが豊かな聖霊の祝福と深い悟りを得るよう声援され、世界福音の完成の預言を成し遂げる主人公になって本国だけでなく周辺の国まで救いの便りを力強く伝える大きな働き手として生まれ変わるよう祝福してくださった。
総会長金湊哲牧師は、聖徒一人一人が神様から壮大な未来を約束された預言の人物であることを悟らせ、新しい契約の働き手としての使命感を鼓吹した。「私たちはこの時代の救い主であられるキリスト安商洪様と天の母を迎え、その御声に従う神様の真の民である」と強調し「信仰には実践が伴わなければならない。真理に対する自負心と確信の中で、天の父と母が教えてくださった救いの道に最後まで従い、全人類がその道に入ることができるように導こう」と激励した。
訪問団の日程は天の父と母の足跡があるソウル・仁川圏地域教会訪問と献堂記念礼拝参加、景福宮・国立中央博物館・ソウルスカイ展望台・アクアリウム見学などで構成された。地域教会では万国旗を手にした韓国の聖徒たちが訪問団を歓迎し、訪問団が着飾った色とりどりの伝統衣装は紅葉がきれいに染まった秋の風景を一層美しく飾った。神様の教会歴史館をはじめとして「真心、父を読む」展・「わたしたちの母」文と写真展・「MEDIA’S VIEWS」展示を観覧する時間もあった。教会の初期に御自ら福音の畑を耕された天の父と母の犠牲、天の家族の暖かい愛、⋯。聖徒たちは多様な日程を消化し、長く記憶に残る悟りと思い出を一つ一つ築いた。爆発的に成長した韓国の福音の歴史を生々しく見て、各自の立場で迅速に福音の歴史を成し遂げる自信を得たりもした。
日程の最後は沃川(オクチョン)Go&Come研修院で計2万1千人余りの韓国聖徒たちと共にした「新しいエルサレムの日」記念行事だった。出演陣の聖徒たちはこれまで熱心に練習した技量で神様に感謝と栄光を帰し、訪問団全員が連合の力と美しさを感じ感動と恵みを受けた。
息が詰まる程の多忙な日程を終えて帰る訪問団の聖徒たちの心は愛と情熱で溢れていた。西アジアから訪韓したボフィン・マシュー執事は「私たちの救いのための天の父と母の愛と犠牲をより深く悟った。失った子供たちのために苦しまれる父と母を思って私に与えられた時間を福音の使命を果たすために献身する」と意志を明らかにした。オセアニアから来たジェニプン姉妹もまた「すべての兄弟姉妹と連合し、世の中のすべての人に何よりも必要な母の愛を伝える」と話した。
ドミニカ共和国に渡り、仕事をしながら友人を通じて真理を迎えた。真理を悟るほどこの福音を多くの人に伝えなければならないという気持ちが大きくなったが、故郷に立ち寄って偶然にコロンビアから来た兄弟に会った。兄弟は、まだシオンが一ヵ所だけのベネズエラに新しい契約を伝えるために故郷を後にしてきたと言った。ベネズエラ出身の私の使命が何なのかをはっきりと悟る瞬間だった。ドミニカ共和国での生活を整理してベネズエラに帰った後、父と母の恵みで家族をエロヒム神様へと導き、村で礼拝所を建て始めた。今は一緒に礼拝をする家族が30人程いる。
職場で仕事をしながら宣教し、家族の面倒を見ながら礼拝を執り行うことは容易ではないが、今回訪問団に参加して父と母の犠牲を見て聞き感じながら、私に許された使命がどれほど大きな祝福であり、価値があるものなのかを悟った。韓国でも小さな家庭教会で福音が始まったが、今は数百個の教会があり、シオンの家族が数え切れないほど多い。私が熱心に母の愛を伝えて実践すれば、ベネズエラにもそのような歴史が間もなく起きると確信する。
ロデリック・ロドリゲス、ベネズエラ・カラカス
「母親になれば女性としての人生をあきらめることになる」という話をよく聞く。子供が生まれた後は、ただ子供だけに焦点を合わせ、完全に利他的に生活しながら、自分の欲や必要なことを後に回すという意味だろう。訪問団として来て「私の母」文と写真展を観覧し「家族が寒くないように明け方から起きて火を起こして部屋を温めた」というある母親の話がまさにそのような人生だという気がした。
私も福音の中で愛する兄弟姉妹のために、救いの知らせを切なく待つ多くの魂のために、そのように献身的に生きたい。今回、新しいエルサレムの日の記念行事の司会を務め、準備しながら、どうすればそのように生きることができるかを学んだ。司会者がセリフとキュー(Cue、セリフや動作の開始を指示する合図)を覚えながら熱心に準備したとしても、一緒に司会をする司会者たちと連合しなければ良い結果を得ることはできない。それで私たちはそれぞれの役割は違ってもお互いのために祈り、各自最善を尽くした分、行事を恵み深く完成することを一心になって願った。魂の救いもまた違わないだろう。一人の魂を生かそうと一人一人が努力するが、家族皆の考えと行動が神様の御心に合うように懇願し連合することもそれだけ重要なことだ。帰国すれば韓国に来て学び、悟ったすべてのことを実践し、豊かな連合の結実、父と母が喜ばれる聖霊の実を収めたい。
ジェシカ・スアレス、米FLマイアミ
美しい。エロヒム神様を迎えた後、この6年間シオンで過ごした時間を一言で表現するなら、この言葉が一番似合いそうだ。
一生会いたかった真の神様をついに聖書で発見した時は戦慄を覚え、安息日について聞きながら私が今まで最も基本的な掟さえ正しく守っていなかったという事実に気づいた時は悲しくも今からでもまともに従うことができるという思いに安堵した。信仰生活を始める頃、COVID-19パンデミックが世の中を襲ったが、お互いが遠ざかるしかない時期に神様に、そして兄弟姉妹に本当に多くの愛を受けた。シオンで享受する愛と真理は私の人生に新しい道しるべとなった。
韓国訪問は今回が初めてだ。25時間かかったが、思った以上に遠かった。以前に福音が韓国で始まったという話を聞いて「どうしてこんなに遠い我が国まで福音が伝えられたの?」と思った記憶がある。天の父と母の果てしない犠牲と、その模範に従った数多くの韓国人兄弟姉妹の努力があったからこそ可能だったことを、今はあまりにもよく理解できる。それで天の父と母に感謝し、家族を尊敬する。
アフリカの現地の家族もまた、故郷、他の都市、遠くは北アフリカまで走って行き、福音を伝え、シオンを立てるのに力を添えている。特に大学生の兄弟姉妹の活躍が目立つが、若者たちの話すことが真剣に受け入れられないアフリカの現実を考えると驚くべきことだ。私も彼らのようにアフリカの福音の完成のために助けになりたい。私の信仰は今まで時々つまずいたり転んだりしたが、これからは違うだろう。家族と職場の同僚たち、ひいてはいつどこでも会うすべての人々に救いの便りを伝えることを誓う。
シムニキウェムケベドゥ、南アフリカ共和国 ケープタウン
かなり前にヨーロッパ人がカナダに渡ってきて定着する時、先住民と家庭を築きながらメティス族ができた。今回の行事で私たちが準備した「メティス(Métis)」ダンスは名前の通りメティス族が代々楽しんできたダンスだ。神様の愛と恵みを賛える意味深い席で、愛する神様とシオンの兄弟姉妹に家族代々続いてきた文化を披露することができ、とても感謝している。
他国の家族が準備した舞台もそれぞれ意味があるだろう。このような機会を通じてお互いの文化について学び理解する過程が本当に重要だと思う。お互いに「つながっている」という感じを与えることができ、連合と一致に進み出ることに役立つためだ。カナダに帰っても兄弟姉妹と完全な連合を成し、一丸となって80億人類宣教を早く完成したい。
ペイジ・リロンデル、カナダ・エドモントン
バサ王キュロスは、イザヤ書に神様が自分を助けられることと、自分が将来成し遂げることが記録されていたことを見て、大きな感動の中で預言を成就しようと努力した。安息日の礼拝の時、私たち皆が「雲のように鳩のように遠方からエルサレムに飛んでくる」という聖書の預言の歴史の上に立っているという御言葉を聞きながら、私に許された使命が何であり、その祝福がどれほど大きいのかを悟り、大きな感動を受けた。
アルゼンチンでは多くの家族が隣国に短期宣教に行っている。それもまた預言を成す一つの方法だ。私も「私はここにいます、私を送ってください」と叫びながらその隊列に立つことを切実に願う。もちろん私はまだ足りない点も多いし、失敗する時もある。しかし、天の母がいつもかばってくださり、再び勇気を出せるように果てしなく愛を与えてくださるので、これからさらに成長して大きな働き手になれると信じている。
エロヒム研修院で天の母と一緒に過ごした幸せな時間が心の中で消えずに残っている。天の父が一緒だったらどんなに良かっただろうか。天の離散家族をすべて探して福音の完成を早める娘になることを祈る。
アグスティナ・イグナシオ/アルゼンチン ラヌース