2021年 8月 1日

2021夏季オンライン学生キャンプ

新型コロナで疲弊した学生たちに「心理的感染症対策」サポート

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新型コロナによるパンデミック宣言から、1年と6ヶ月。長引く非対面時代に、成人した大人たちだけでなく青少年たちも混乱に陥っている。休校とソーシャル・ディスタンシングにより、コミュニケーションの幅がグッと狭まり、不安感・剥奪感・憂鬱感を訴える人が増えている。これを長期的な視野で見ると、今後コミュニケーション能力の低下や対人関係の形成に困難を来たす恐れがあるという懸念も少なくない。

神様の教会は、冬季に引き続き夏季オンライン学生キャンプを開催することで、学生たちの情緒の安定に取り組み、望ましい人生の方向性を提示した。7月から8月にかけて、地域ごとの夏休みの日程に合わせて運営されたキャンプに、全国から多くの学生たちが参加し、大きな反響で応えてくれた。アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ教会など、海外の一部の教会でもキャンプが行われた。

プレゼンテーションを活用した講義、セミナー、発表大会、クイズ大会など、オンラインで進行された聖書教育は、聖書に書かれた教訓を学生たちが分かりやすく理解するのに役立った。礼節・道徳・言葉づかいをテーマとした人格教育や、「66日間習慣カレンダー」を作成して実践するなど、心身を鍛えて健康な夏休みを過ごすためのプログラムも行われた。自分を取り巻く大切な人間関係を振り返り、今までなかなか表現できなかった本音を伝える時間も持つことができた。両親にインタビューをする過程で、今まで知らなかったことに気づいたり、頻繁に会えない友人をオンライン空間に招待し、セミナーやレクリエーションなどバラエティ豊かなプログラムに共に参加した。感染症対策のルールを守りながら、おやつを手作りして家族や友人に贈ったりもした。

二度目に迎える「オンライン」学生キャンプらしく、学生たちは手慣れたオンラインコミュニケーションで特別な思い出作りに励んだ。モニターの前に集まって料理コンテストを開き、作文大会を開いて自分の作品を朗読し、光復節(韓国の独立記念日)を記念して一緒に太極旗を描いた。すべて各自が直接準備して、際立つ個性が光るレクリエーションを楽しんでいるうちに、学生たちはそれまでの心配や悩みを吹き飛ばすことができた。

イ・ジュンホ兄弟は「最初は直接会えないのが残念だったが、むしろオンラインの長所を生かしてどこにいても参加でき、楽しい時間を過ごせたのが良かった。画面上で顔を合わせていると、同じ場所にいるような気がした」と感想を述べた。ジン・アリン姉妹は「新型コロナのためにマスクで覆われたみんなの顔を礼拝の時にほんのちょっと見るだけで、目を見て笑い合う時間もなかった。オンラインでの学生キャンプのおかげで、一緒に笑いながら心温まる時間を過ごせた。楽しさと感動、愛でいっぱいの充実したキャンプだった」と総評した。

学生たちはオンラインによる双方向的コミュニケーションにより、共に生きる人生の価値を学び、健康的で楽しい夏を過ごした。