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スペインの作家フェラン・ラモン・コルテスが書いた「話すヒント灯台に学ぶココロに届くコミュニケーション」は、5つの灯台を通して意志疎通に関する問題点を解決していく過程を描いた本である。内容をちょっと見てみると、自分ではよくできたと思ったセミナーに対する聴衆の反応が、意外によくないのを見て、面食らった主人公が、師匠に理由は何なのか尋ねる。師匠は直接答えを与えずに、灯台島に行って灯台を一つ一つ観察して答えを見つけてみろと勧める。その中の最初の灯台が与える教訓が印象的だ。
この灯台は、毎晩三千回余り繰り返し点滅する。暗い夜の中を航海する船舶に、一年365日、休まず光を照らす灯台は、ただ一つのメッセージだけを伝える。最初の灯台が与える教訓は、このように誰でも理解できる一つのメッセージを絶えず伝えなければならないということだ。
私たちは暗闇の世に真理の光を照らす神様の預言者である。どこへ行くべきか分からず、道に迷い、さ迷う魂を安全な道に導くまで、派手な弁舌や多くの言葉は必要ない。知らせたいメッセージを灯台のように確実に伝え続ければよい。私たちが伝えるメッセージはただ一つ、世に向けられた神様の心である。
神は、すべての人々が救われて真理を知るようになることを望んでおられます。 一テモ2:4