2024 角笛祭・大贖罪日・仮庵祭 大聖会

聖霊の権能で人類に永遠の命の贈り物

2024年 10月 24日 6,397 回視聴

神様の教会設立60周年の2024年、地球村全域にいる聖徒たちは人類の救いのために献身された神様の愛を再確認し、より一層熱心に新しい契約の福音を宣べ伝えている。その中で到来した第三次の祭りである仮庵祭を迎え、各国の聖徒たちは爆発的な春の雨の聖霊の御力で80億人類宣教運動を完成するという念願の中で毎回の礼拝に参加した。

10月3日の角笛祭大聖会から24日の仮庵祭の大会の終わりの日まで続いた秋の祭りは、切実な祈りの香煙と宣教の歩みで満たされた祝福の時間だった。

自分を振り返りながら成す真実の悔い改め_角笛祭

30歳でバプテスマを受けられて天国の福音を宣べ伝え始められたイエス様は、一番最初に「悔い改めなさい」と叫ばれた(マタ4:17)。天から罪を犯して降りてきた人類が天国に戻るために必ず先に行わなければならない過程が誤りを悔いて直すこと、すなわち「悔い改め」であるためだ。

角笛祭は、大贖罪日を控えて悔い改めを促す祭りだ。三次の七つの祭りのうち第三次の祭りの始まりで、第一・二次の祭りのように出エジプト当時のモーセの行跡から由来する。金の子牛の偶像崇拝で十戒が砕かれた後、イスラエルの民が真心から悔い改めると、神様がお許しの意味で二番目の十戒を許してくださった。モーセがシナイ山で二番目の十戒を受けて降りてきた日が聖暦7月10日の大贖罪日であり、十日前に悔い改めを促す角笛を吹いて大贖罪日を準備するように制定された日(聖暦7月1日)が角笛祭だ(出34:1-29、レビ23:23-24)。

新約時代には、角笛祭から10日間、明け方と夕方に祈祷週間の礼拝が続く。聖徒たちは自分を振り返り、神様に罪を告白し、罪の赦しを受けることを祈る。

10月3日(聖暦7月1日)、新しいエルサレム板橋神殿で行われた角笛祭大聖会を通じて、母はシオンの子供たちが切実な祈りの中で完全な悔い改めを成し、神様がご覧になって美しい姿に生まれ変わるよう祈られた。

総会長である金湊哲牧師は「『悔い改め』は新旧約を網羅し聖書が伝える主要メッセージ」だと言い、「悔い改めと救いは密接な関係だ。霊的罪人という我々の本分を記憶する時、真の信仰者としてのアイデンティティーを確立し、神様のすべての教えに完全に従うことができる」と強調した(詩7:10-13、エゼ 18:30、ルカ13:2-3、使2:37-38、マタ28:18-20)。

続けて「御自分の宝血で救いをお赦しくださるまで、十字架の苦痛の道を歩まれた神様の崇高な犠牲を考えながら常に神様に感謝し、悔い改めの角笛を力強く吹き全人類を神様に戻らせよう」と力説した(使26:18-20、ロマ2:5-11、二ペト3:6-9、ヨエ2:12-14、歴下7:12-14)。

御言葉を胸に刻み込んだ聖徒たちは、完全な悔い改めをもって神様の御前に立つことを願い、悔悟する心と真心からの願いで祈祷週間を始めた。

悔い改めた心霊と共におられる神様_大贖罪日

10月12日(聖暦7月10日)、大贖罪日大聖会が行われた。大贖罪日は私たちの罪が完全に赦される祭りであり、旧約聖書の大贖罪日の儀式を見れば贖罪の過程と摂理を知ることができる。平時に犯した民の罪は獣の犠牲を通じて聖所に臨時に移される。大贖罪日になると、大祭司が雄山羊二頭をくじ引きして、一匹はエホバのために贖罪の献げ物として渡し、アザゼルのためにくじ引きしたもう一匹には民の罪を按手し、その山羊を無人地帯の荒れ野に送り出す儀式を行った。このアザゼルの雄山羊が荒れ野を徘徊して死ぬと、罪も共に消滅する(レビ16:5-22)。

母は祈祷週間に朝夕、悔い改めの祈りをささげた全世界の子供たちが罪を完全に赦され、霊的罪人を悔い改めさせることに真心と誠意と志を尽くし、を生かす愛の子供になるよう切実に祈られた。

大贖罪日の意味を明らかに説いた総会長金湊哲牧師は「私たちが犯した罪を臨時に担当する聖所と、罪を代替するための犠牲の供え物は全て神様を表象し、アザゼルのための山羊はサタンを表象する。サタンに罪が移って完全に消滅するまで、私たちの罪を代わりに背負って苦痛を受けられる神様の恵みを悟った人は、二度と罪に関与してはならない」と教訓した(レビ17:12-14、ヨハ1:29、イザ53:1-6、エフェ1:7、黙20:10、ヘブ10:4-7、26-29)。また「贖罪の恵みを賜ったのだから、これからは私たちの心霊に罪ではなく神様だけを仕え、生まれ変わる生涯を生きよう。神様が最も望まれる人類の悔い改めと救いを最大の使命とし、その御心を忠誠をもって成し遂げよう」と力を込めて述べた(ガラ2:20、ヒィリ1:20-21、ルカ19:10、一テサ2:3-4)。

春の雨の聖霊に愛を加え_仮庵祭

仮庵祭は収穫を終えて豊かな人情を分かち合った豊作と喜びの時期に迎える。その由来もまた、二度目の十戒を受けてきた歴史の延長線上にある。シナイ山から降りてきたモーセは十戒を保管する聖所を建てさせた神様の御心を代弁し、民たちは自ら進んで聖所の材料を集めた。神様はこの歴史と共に荒れ野生活の間、民が幕屋に住んだことを記念するために仮庵祭を制定された。旧約聖書には民が木の枝を集めて仮庵を作り、7日間住みながら喜びを分かち合い、新約時代には霊的神殿材料である聖徒たちを集める宣教大会がこの期間に続く(レビ23:33-43、ネヘ8:14-18、エレ5:14、エフェ2:20-22)。

10月17日(聖暦7月15日)、新しいエルサレム板橋神殿では、第80回海外聖徒訪問団が参加した中、各国の聖徒たちが喜びを分かち合い、聖霊の祝福の期待とときめきの中で仮庵祭を守った。

大贖罪日を守ってきれいになった全世界の子供たちの心霊に、春の雨の聖霊がいっぱいになることを祈られた母は、皆が愛で一つになって聖霊の実を結び福音完成を早めることを懇願された。韓国を訪れた海外の聖徒たちにも、信仰で祭りを守り、神様の栄光を表す聖なる福音の働き手になるよう祝福された。

総会長金湊哲牧師は「仮庵祭には神殿の材料で表象された神様の子供、すなわち天で離散した兄弟姉妹を探して集めるという意味が含まれている。救い主として臨まれたイエス様が模範を示してくださったように、熱心に宣教して霊的神殿の完工に参加することが私たちの使命」だと説教した(ヨハ7:1-2、14、37-39、マコ1:35-38、黙3:11-12)。同時にイエス様を迎えた使徒たちが聖霊を賜って変化したことを言及し「この時代の救い主である聖霊と花嫁を迎えた私たちにも春の雨の聖霊を約束された。仮庵祭の聖霊を求め、一人一人が信仰の跳躍を成し遂げ、神様が予定された福音の歴史を完成させよう」と祈った(ゼカ14:16-19、一コリ12:4-11、25-31、使1:8)。

7日間の宣教大会に、初代教会の聖徒たちのように福音を宣べ伝えることに努めた聖徒たちは、10月24日(聖暦7月22日)、喜びで大会が終わる礼拝に参加した。二千年前、イエス様は仮庵祭の大会の終わりの日に「命の水」にたとえられた聖霊をお許しくださった。総会長金湊哲牧師は午前の説教で「二千年前にはイエス様が、今日には聖霊と花嫁が聖霊をくださる。聖霊を受ける条件はその時代の救い主を迎えること」だと改めて強調し、「聖霊の御力に支えられ、天国の福音をサマリアと地の果てまで伝える使命を果たそう」と声援した(ヨハ20:19-23、エゼ47:1-2、ガラ4:26)。

聖徒たちがこの10日間、懇願した聖霊をこの日満ち溢れる程受けたとおっしゃった母は午後の説教で「いつも喜びなさい」という主題で教訓してくださった。天の罪人たちを救うために37年間、昼夜を問わず福音の道を歩まれた天の父の犠牲を悟らせられた母は、子供たちが父のような愛の心で聖霊の賜物を多くの魂を生かすことに使うことを願われた。また「大きな報いが準備された天国に向かって進む皆さんは本当に恵まれた人々だ。神様が保護してくださるので喜ばしいことがたくさんある」と励まされ、「いつも喜ぶ心で信仰し、聖霊の権能で救いの喜びと永遠の命の祝福を全人類に送り届けよう」と頼まれた(一テサ5:16-18、ヒィリ4:4、マタ5:8-12、ゼファ3:14-20、詩91:5-7、申28:1-6)。

聖徒たちは一層堅固になった信仰で母の御言葉を成し遂げると口をそろえた。大分綾奈(日本、東京)姉妹は「私は足りない点が多いが、仮庵祭の聖霊を受けたので、大胆に宣教して日本の福音の一翼を担う」と誓った。クォン・スンイル(城南)兄弟は「競争社会の中で疲れ果て、苦しむ人々に母の御言葉どおり善良な行いで笑みを、過越祭を通して救いの希望を分かち合いたい。永遠の命をプレゼントされようとされる神様の真心が多くの人に伝わることを願う」と話した。