一人の関心と愛が重要な理由

韓国 忠州 / キム・ソンスク

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出生率の減少や人口の高齢化などで献血者は減少する一方で、病気や事故で輸血が必要な患者は増えているということです。必死に輸血を待つ人々に小さな助けになることを願い、献血に参加することにしました。輸血が必要な人が誰かの父親、母親、時には私の兄弟姉妹になることもありますから。

献血行事の前に病院を訪問して献血可否の検査を受けました。残念ながらできないという所見が出ました。残念な気持ちで進行でも助けたくてボランティアとして出ました。

行事の当日、血液院は早い時間から混んでいました。明るい顔で献血に参加する家族たちがとても美しかったです。献血はできませんでしたが、彼らと一緒にいられるだけで幸せでした。

「私一人の関心が重要だ」という血液院支部長の挨拶で献血行事が始まりました。今日のために好きなコーヒーも思い切ってやめたという方から、大した奉仕ではありませんが、温かいぬくもりを世の中に伝えたいという方、小さな関心がより大きな贈り物になって自分に返ってくるのを感じてから奉仕する日を指折り数えて待っていたという方など、献血に参加する気持ちに愛がいっぱいでした。

その中には私のように献血をしたくてもできない方もいましたが、そのせいでしょうか?すべての関門を無事に通過し献血を終えた家族の顔は明るい笑顔で輝きました。他人への愛できらめく人々が増えるほど、今日よりは明日がもっと生きられる世の中になるでしょう。