誰かの力になる愛

韓国 光州 / ムン・スジョン

6,592 回視聴

類例のない長い梅雨による水害が深刻だった昨年の夏、神様の教会社会人青年奉仕団アセズワオ(ASEZ WAO)の会員と一緒に、水害復旧ボランティア活動に参加しました。

現場に着くと、すでに住民たちが汗を流しながら土砂を片付けていました。ビニールハウスは全壊の上、使えなくなった家財道具に囲まれて、住民の大半が心の整理すらし難い状況でした。心配事で頭が一杯の住民たちの表情から、さまざまな苦痛が感じられました。

私たちはそれぞれ決められた区域に移動しました。ビニールハウスを覆った土砂やゴミをシャベルですくい、袋に入れて運び出しました。猛暑注意報が発令されるほど蒸し暑くてジメジメした天気のせいで、現場はまるでサウナのようでした。3、4人がペアになって作業しても体力がすぐ底をつき、後には話をする気力も失せてしまいました。しかし、お手伝いしたい気持ちだけは変わらなかったので、最後までベストを尽くしました。

作業に没頭しながら、人を助けることは決して簡単ではないということを実感しました。自分の体がきつい時はなおさらです。いつも子どもたちを励まして応援してくださる天の父と母の愛の深さが、ほんの少しですが分かるような気がしました。その愛に見習って、これからも実践していきたいと思います。周りに助けを必要としている隣人がいたら、自分が多少疲れていても、先に歩み寄って力になってあげたいと思います。