私と共にする天の家族

スロバキア ブラチスラヴァ / ジョン・チソン

128 照会

信仰の試練が訪れた時だった。大したことではないと思っていた試練は、時間が経つほど私を縛りつけ、ついに信仰生活のすべてを支配した。試練に勝てず苦しい日々を送っている間、この世には自分しかいないような気分だった。試練に勝つ力を許してほしいと神様に涙で祈りながら過ごしたある日、祈りの応答のような一節を発見した。

しかし、わたしはイスラエルに七千人を残す。これは皆、バアルにひざまずかず、これに口づけしなかった者である。 王上19:18

神様の預言者であるエリヤは、自分を捕まえて殺そうとする偶像崇拝者イゼベルを避けてホレブ山に避難した後、神様に嘆願した。イスラエルの子孫が主の約束を捨て、主の祭壇を壊して刀で主の預言者を殺し、自分だけが残ったのに、私の命まで奪おうとすると。その時、神様がエリヤにくださった御言葉が尋常ではなかった。

私は今まで、自分一人では耐えられない信仰の悩みを抱えて必死に生きているのだと思った。ところが、私のように信仰の善なる戦いをし、天国への道へと同行する数多くの兄弟姉妹がいたのだ。その事実を知っただけでも大きな力と慰めを得た私は、到底勝てないような泰山のように大きく見えた試練を乗り越えて一層成長することができた。

一人で悩みを抱えていると状況はよくならない。そんな時は顔を上げて周りを眺めよう。私と共にする兄弟姉妹が見え、喜んで助けてくださる神様の御手を感じることになるだろう。