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損害ではなく教訓

119 照会

ある中小企業で、大きい会社への納品業務を担当しているある職員のミスで、製品に欠陥が生じました。会社は膨大な損失を被ることになり、ミスを犯した職員は夜も眠れず、苦悩しながら会社をやめる決心をしました。

翌日、社長室を訪れたその職員はひざまずいて社長に許しを請いました。そして辞表を出し、自分がすべての責任を負って退社すると述べました。すると、社長は職員に手を貸し、立ち上がらせながら言いました。

「誰が退社してもいいって言ったかね?とんでもないことだ。あれだけ高額の授業料を支払ったっていうのに、いったいどこに行くって言うんだね?代価を支払った分、大きな教訓を得たのだから、これからもっと熱心に働いてくれたまえ」

その職員は社長の広い度量に感動してさらに誠実に働き、しばらくして好業績を上げ、過去の損失を挽回しました。

生きていれば自分のせいでも、他人のせいでも損害を被る場合があります。「覆水盆に返らず」と言うように、そのような時は後悔とため息で苦しみに陥るよりも、早く心を整理して、こう考えてみてください。

「人生の教訓のために授業料まで払ったのだから、これからはもっと上手にやりこなせるはず!」