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とうとう真理に出会えたから

インド / ナシク教会

85 照会

看護士のジェイシリ姉妹は、機会があるたびに病院に来る患者に御言葉を伝えます。その中に子供が病気で病院を訪れた田舎の牧師夫婦がいました。ナシクから電車で4時間の距離にあるナイドングリから来られた方々でした。

御言葉を聞いて驚いた牧師夫婦は、姉妹に、我が家に来てもっと御言葉を伝えてほしいと頼みました。この上なく嬉しい提案でしたが、遠い距離と現状からして、直ちに訪問できる状況ではありませんでした。一ヵ月が過ぎて、やっと行く日程が決まりました。

私たちは少人数の短期宣教団を結成し、早朝5時、ナイドングリに向かう列車に乗り込みました。9時頃、電車が駅に到着するやいなや、ジェイシリ姉妹を含むチーム一行はすぐに、住所を頼りに牧師夫婦の家に向かいました。尋ね尋ねて、リクシャに乗って20分程走って行くと、村の入り口に十字架が建てられた教会が見えました。

「私たちはナシクにある神様の教会から来ました。一ヶ月前、真理の御言葉を聞かれたことがありますよね?」

私たちが訪れた理由を話すと、『アニル』という名前の牧師は、待ってましたと言わんばかりに歓迎してくれました。そして、私たちを自宅に案内しました。

予想通り、すぐに御言葉の勉強が始まりました。他の教団の牧師に教えるというのは、何かと気にかかることもありましたが『命の水が欲しい者は、誰でも価なしに飲むがよい』(黙22:17)という聖書の教えに従って、真理の御言葉を一つ一つ教えました。神様の御言葉を蜜のように甘く、スポンジのように速く吸収した彼は、この時代の救い主として臨まれた、再臨のイエス様と天の母を悟り、すぐその場で救いのしるしであるバプテスマを受けました。以降、時間ができるたびにアニル兄弟は、聖書の勉強を続けました。

そんなある日、勉強に集中していた時でした。数人の客がアニル兄弟を訪れました。ナシクから来たプロテスタント教会関係者たちでした。兄弟が教会の門を閉ざし、これ以上日曜日に礼拝をしないという噂を聞き、確認しに来たのでした。

何度か大きな声が聞こえると、「今すぐ荷物を運び出せ」という声が聞こえました。話を聞いてみると、アニル兄弟は自分の土地があるナイドングリにナシクとムンバイ地域のキリスト教団体の支援を受けて、教会の建物を建てたのだそうです。

御言葉を聞く時はあれほどおとなしく静かだったアニル兄弟が、とても大きくて大胆な声で言いました。「必要ないので全部持って行ってください。遂に、真理に出会ったので、私がこの家を出るようになっても、もうあなたたちの教えに従いはしません。6年間、あなたたちに付いて来ましたが、全て偽りであり、これまで聖書の真理のどれ一つとして学んだものはありません。」

思いがけず状況を把握することになり、兄弟の心の内を確認した私たちは、ただ天の父と母に感謝するのみでした。

兄弟は、その後も続けて訪ねて来ては困らせる人々を、前回と変わらぬ断固たる態度で接しました。真理に出会ったという確信の前では、どんなことも障害にはなりませんでした。その後に来た過越祭に、アニル兄弟は19人の人々と共に礼拝を献げにナシクシオンに来ました。ナイドングリで、瞬く間に見つけた魂たちでした。兄弟は今でも両親、弟夫婦、そして同じ日曜日礼拝を守っていた人々を一人一人訪ねて行きながら、新しい契約の真理を伝えることに余念がありません。

アニル兄弟が真理を受け入れたのは、兄弟が住んでいる地域一帯にいる天の子供たちを救われるための神様のご計画でした。アニル兄弟の家の近くには仏教の勢力が強い地域があります。インドが仏教の発祥地ではあっても、現在はかなりその勢力が弱まっているにもかかわらず、そこは珍しく仏教の勢力が強く、もともとあったプロテスタント教会が撤退してしまったほどの所です。

アニル兄弟はどこへ行けばいいかわからずさまよっている、その地域のキリスト教徒たちをたくさん知っています。近いうちにアニル兄弟と一緒にナシク教会の家族がその地域に真理を伝えに行く予定です。天国まで一緒に駆けていく天の家族たちに会えると思うと、今からもう胸がドキドキします。