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シオンにおられる肉体をまとった神様

140 照会

救われること、永遠に生きることを望みながら生きていくすべてのキリスト者が決して見過ごしてはならない重要なポイントの一つに、「神様に必ず出会わなければならない」という部分があります。預言者イザヤは、『主を尋ね求めよ、見いだしうるときに。呼び求めよ、近くにいますうちに』と記録しました。

この御言葉を詳しく見てみると、神様が私たちの近くにおられる時にこそ、神様に出会うことができます。それでは、どのようにおられる時が近くにおられる時なのか、どこへ行けば神様にお会いできるのか、そして、神様がどのような方法で御自分の民と認めて、救ってくださるのかについて調べてみましょう。

シオンの都= 神様がおられる真理の教会

シオンを仰ぎ見よ、我らの祝祭の都を。あなたの目はエルサレムを見る。…まことに、そこにこそ/主の威光は我らのために現れる。…主は我らに法を与えられる方。主は我らの王となって、我らを救われる。…都に住む民は罪を赦される。 イザ33:20-24

この預言は、預言者イザヤが将来起こることについて見た啓示の内容です。シオンに住む民が祭りを守る姿、主なるエホバ神様がシオンの王となられ、シオンで律法を立てられ民を治められる姿、そして、シオンに住む民が罪の赦しを受けている様子を見て、聖書に記録しました。

ところが、一部の人々はこの内容を曲解し、シオンが天国であると言ったり、パレスチナ地域のエルサレムだと言ったりもします。その理由は、「主なる神様が王としていらっしゃる所だから、天国ではないか?」、「祭りを守るところだから実在するエルサレムではないか?」というのです。しかし、そのような解釈は、極めて人間的な解釈に過ぎません。

預言者イザヤが黙示を見て記録したシオンは、将来主なるエホバ神様が御自ら人の姿で来られて建てられる、新しい契約の祭りを守る神様の教会についての預言です。言い換えれば、主なるエホバ神様が人の姿でイエスという名で来られて建てられる、神様の教会についての預言なのです。

娘シオンよ、大いに踊れ。娘エルサレムよ、歓呼の声をあげよ。見よ、あなたの王が来る。彼は神に従い、勝利を与えられた者/高ぶることなく、ろばに乗って来る/雌ろばの子であるろばに乗って。 ゼカ9:9

イザヤ書の記録によると、シオンの王は主なるエホバ神様です。そのエホバ神様がシオンの王として来られる時に、ろばの子に乗って来られるという預言ですが、これは実際にイエス様が子ろばに乗ってエルサレムに入城されることによって、イエス様がシオンの王であられることを証明されました。

…イエスは二人の弟子を使いに出そうとして、言われた。「向こうの村へ行きなさい。するとすぐ、ろばがつないであり、一緒に子ろばのいるのが見つかる。それをほどいて、わたしのところに引いて来なさい。…それは、預言者を通して言われていたことが実現するためであった。「シオンの娘に告げよ。『見よ、お前の王がお前のところにおいでになる、柔和な方で、ろばに乗り、荷を負うろばの子、子ろばに乗って。』」弟子たちは行って、イエスが命じられたとおりにし、ろばと子ろばを引いて来て、その上に服をかけると、イエスはそれにお乗りになった。大勢の群衆が自分の服を道に敷き、また、ほかの人々は木の枝を切って道に敷いた。… マタ21:1-9

王宮にいる王が行幸するように、最高級の鞍を乗せた白馬や、華やかな絨毯を準備することはできませんでしたが、弟子たちは預言にしたがって人の姿でこの地に来られた主なるエホバ神様のために、上着を脱ぎ道に敷いて、シオンの王としてお迎えしました。この世の王に比べれば、あまりにもみすぼらしい行幸でしたが、イエス様は子供たちを生かさねばという一心でこの地に来られたのです。イエス様は、旧約のすべての預言者が預言したシオンの王、主なる神様です。

シオンの王である神様が立てられた新しい契約の律法

イザヤ書33章で、主なるエホバ神様がシオンで律法を立てられると言われましたが、シオンで立ててくださる律法とはどのような律法でしょうか?

見よ、わたしがイスラエルの家、ユダの家と新しい契約を結ぶ日が来る、と主は言われる。…わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこれである、と主は言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの胸の中に授け、彼らの心にそれを記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。そのとき、人々は隣人どうし、兄弟どうし、「主を知れ」と言って教えることはない。彼らはすべて、小さい者も大きい者もわたしを知るからである、と主は言われる。わたしは彼らの悪を赦し、再び彼らの罪に心を留めることはない。 エレ31:31-34

この御言葉も、将来、神様がシオンの王として、人の姿で御自らこの地に来られた時に成し遂げられることについての預言です。エホバ神様が将来、この地に来られて新しい契約を立てられ、その新しい契約の内に入ってくる者たちを御自分の民として認め、神様は彼らの神となる、と言われました。ところで、このエレミヤ書の預言を成就された方が、まさにイエス様です。

過越の小羊を屠るべき除酵祭の日が来た。イエスはペトロとヨハネとを使いに出そうとして、「行って過越の食事ができるように準備しなさい」と言われた。…二人が行ってみると、イエスが言われたとおりだったので、過越の食事を準備した。…イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えて、それを裂き、使徒たちに与えて…「この杯は、あなたがたのために流される、わたしの血による新しい契約である。 ルカ22:7-20

預言者イザヤは、エホバ神様がシオンで律法を立てられると預言し、預言者エレミヤは、エホバ神様が新しい契約を立てられることを預言しましたが、エホバ神様は人の姿で、イエスという名で来られて新しい契約を立ててくださったので、シオンで立ててくださった律法が新しい契約でなくて何でしょうか?それゆえ、イエス様は預言者たちが預言したシオンの王であられる、主なるエホバ神様です。

そしてイザヤ書33章で「シオンに住む民が罪を赦される」と言いましたが、この御言葉どおり、主なるエホバ神様がシオンで立てられた律法、すなわち新しい契約を通して、罪の赦しが施され成就されました。

…弟子たちがイエスのところに来て、「どこに、過越の食事をなさる用意をいたしましょうか」と言った。…一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、それを裂き、弟子たちに与えながら言われた。「取って食べなさい。これはわたしの体である。」また、杯を取り、感謝の祈りを唱え、彼らに渡して言われた。「皆、この杯から飲みなさい。これは、罪が赦されるように、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。 マタ26:17-28

神様(イエス様)が御自ら人の姿で来られてシオンを建てられ、過越祭を通して新しい契約を立ててくださいました。そして、新しい契約の内にとどまる者たちは罪の赦しを受けて神様の民となり、神様は新しい契約の内にいる民、すなわちシオンに住む民の神様になられます。

聖書に記録されているすべての祝福は、シオンに住む民にのみ約束されています。それゆえ、どんな人も、シオンに住み、シオンにおられる神様に出会い、シオンにおられる神様が教えてくださる新しい契約の律法の内にいてこそ救われる、というのが聖書の教えです。

シオンを建てられる人の姿の神様

イエス様が来られてシオンを建てられることについて、旧約の預言者たちは、数多くの預言をしました。

シオンについて、人々は言うであろう/この人もかの人もこの都で生まれた、と。」いと高き神御自身がこれを固く定められる。 詩87:5

どうか、立ち上がって/シオンを憐れんでください。…主はまことにシオンを再建し/栄光のうちに顕現されます。 詩102:14-17

主はシオンを選び/そこに住むことを定められました。これは永遠にわたしの憩いの地、ここに住むことをわたしは定める。…見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び…ヘルモンにおく露のように/シオンの山々に滴り落ちる。シオンで、主は布告された/祝福と、とこしえの命を。 詩132:13-133:3

永遠の命は、シオンでのみ許された祝福です。ところで、シオンで永遠の命の祝福が与えられるのはなぜでしょうか?まさに人の姿で来られた神様が、シオンにおられるからです。

神様の聖霊に導かれて詩編を記録したダビデやイザヤ、エレミヤなど旧約のすべての預言者たちは、将来イエス様が来られてシオンを建てられ、新しい契約の律法を教えてくださることを、神様御自身がシオンを建てられ、律法を立てられ、救いを施されるという内容で記録したのです。

神様を受け入れた人々と排斥した人々

初代教会の使徒たちは、旧約聖書に預言されたシオンの王、主なるエホバ神様が、イエス様として来られたということを、よく悟りました。

…聖書にこう書いてあるからです。「見よ、わたしは、選ばれた尊いかなめ石を、シオンに置く。これを信じる者は、決して失望することはない。」従って、この石は、信じているあなたがたには掛けがえのないものですが、信じない者たちにとっては、「家を建てる者の捨てた石、これが隅の親石となった。」のであり、また、「つまずきの石、妨げの岩」なのです。… 一ペト2:4-8

「シオンの尊いかなめ石」は、主なるエホバ神様を指しています。エホバ神様が人の姿で、シオンの王としてこの地に来られた時、受け入れる人々にとっては尊い石になりましたが、信じない者たちにとっては、つまづきの石、妨げの岩となられました。

万軍の主をのみ、聖なる方とせよ。あなたたちが畏るべき方は主。御前におののくべき方は主。主は聖所にとっては、つまずきの石/イスラエルの両王国にとっては、妨げの岩/エルサレムの住民にとっては/仕掛け網となり、罠となられる。多くの者がこれに妨げられ、倒れて打ち砕かれ/罠にかかって捕らえられる。 イザ8:13-15

イエス様について、聖書にはっきりと記録されているにもかかわらず、イエス様当時の宗教指導者たちは、神様であるイエス様の御前に進み出ようとはしませんでした。彼らは人の姿のイエス様を見て、「なぜ人間のくせに神様だなどというのか」と迫害しました。彼らは自分たちが迫害しているイエス様が、実は彼らがあれほど畏れ敬い、熱望していたシオンの王であられる主なるエホバ神様だということを悟れなかったのです。

イエス様にお会いして、イエス様が教えてくださる新しい契約の法の内にいさえすれば、永遠の命をいただくことができたのに、「神様は人間の姿でお越しになれない」という人間的な考えにとらわれていたのです(ヨハ10:30-33参照)。

イエス様は詰問してくるユダヤ人に、次のように言われました。

あなたたちは聖書の中に永遠の命があると考えて、聖書を研究している。ところが、聖書はわたしについて証しをするものだ。それなのに、あなたたちは、命を得るためにわたしのところへ来ようとしない。 ヨハ5:39-40

イエス様当時の律法学者たちは、聖書(旧約聖書)に記録された永遠の命が、シオンで与えられる祝福であることを知っていました。しかし、人の姿で来られる神様を受け入れ、その教えを受けてこそ永遠の命に至ることができるという事実については、悟ることができなかったのです。

旧約のすべての預言者が証しし渇望していた神様は、シオンで救いを施される主なるエホバ神様でした。ところが、その主なる神様がみすぼらしい人の姿でこの地に来られました。こういった状況でどうやって神様を見分けることができるでしょうか?

永遠の命は神様にだけあるもので、罪を赦してくださることができる方も、やはり神様しかいらっしゃいません。もし、イエス様が主なるエホバ神様でなかったら、救いも、永遠の命も下さることなどできません。

シオンを再建される再臨のキリスト

預言者イザヤは、啓示によって祭りを守るシオンの都を見ました。将来、エホバ神様御自身が人の姿で来られ、シオンを建てられて、シオンの王となられると言いましたが、その神様はイエスという名で来られて、新しい契約の祭りを守る教会を立ててくださり、民を救いに導かれました。したがって、シオンにおられる神様は人の姿でこの地に来られたキリストです。初代教会の聖徒たちや使徒たちは、シオンを建ててくださったイエス様が、主なるエホバ神様であるという事実を信じていました。

シオンの王イエス様が新しい契約の祭りを立ててくださり昇天された後、イエス様が立てられた新しい契約の福音は、使徒たちを通して、多くの人々に伝えられました。しかし、使徒時代の終わり頃から不法の勢力が教会内に侵入し始めたので、使徒パウロは次のように記録しました。

…だれがどのような手段を用いても、だまされてはいけません。なぜなら、まず、神に対する反逆が起こり、不法の者、つまり、滅びの子が出現しなければならないからです。この者は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して、傲慢にふるまい、…不法の秘密の力は既に働いています。ただそれは、今のところ抑えている者が、取り除かれるまでのことです。… 二テサ2:1-12

その不法の勢力は、使徒たちがこの世を去った後、教会の中に侵入して神様御自身が立ててくださった新しい契約のすべての掟と定めを廃し、不法だらけにしてしまいました。神様御自身が人の姿で来られ立ててくださったシオンの律法、新しい契約の福音が、この地上から消え去ってしまいました。シオンが崩壊してしまったのです。

使徒ヨハネはパトモス島で、後に、キリストが立てられた神様の教会が受けることになる様々な内容を、啓示を通して見ました。彼は聖徒たちが苦痛を受ける様子や、シオンの法が崩されるのを見て慟哭しました。シオンの律法が取り戻されなければ、誰も救われることができないからです。しかし崩壊したシオンが、ダビデのひこばえによって再建される場面も啓示で見ることになります。

すると、長老の一人がわたしに言った。「泣くな。見よ。ユダ族から出た獅子、ダビデのひこばえが勝利を得たので、七つの封印を開いて、その巻物を開くことができる。」 黙5:5

ヨハネが黙示を見ていると、しばらくして驚くべき場面が出てきました。再びシオンが建てられる様子を見たのです。

また、わたしが見ていると、見よ、小羊がシオンの山に立っており、小羊と共に十四万四千人の者たちがいて、その額には小羊の名と、小羊の父の名とが記されていた。 黙14:1

2千年前に限らず今の時代も、神様は人の姿で、この地にもう一度来られてシオンを建てられ、新しい契約を立てられることでシオンの王となられました。救われたいと願う人であれば、シオンに人の姿で住まわれる神様に必ず出会わなければなりません。また、シオンで立ててくださった新しい契約の律法によって罪が赦されてこそ、完全に救われる道に進み出ることができます。

神様が人の姿でシオンの王としてこの地に来られた時、その神様を受け入れた人々にとっては尊いかなめ石となりましたが、信じない人たちにとっては、つまづきの石、妨げの岩となりました。「神様は人の姿で来られない」という人間的な考えと固定観念に捉われ、救いの道に至れなかった彼らの過ちを忘れることなく、今の時代にシオンを再建され、私たちに永遠の命を下さるシオンの王に出会い、救いを得る神様の子どもたちにならなければなりません。