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​銀貨三十枚で売ってしまった天国の祝福​

マタイによる福音書26章14-16節

315 照会

過越祭を控えて、イスカリオテのユダが祭司長たちを訪ねる。

「私があなた方にイエスを渡したら、その代償としていくらくれますか?」

目の敵のようなナザレのイエスを捕まえ、殺そうと計略を企てていた祭司長たちは、喜んでユダに銀貨三十枚を支払う。

ユダがその時からイエス様を引き渡す機会をうかがう。

イスカリオテのユダはペトロやヨハネ、マタイのようにイエス様が御自ら選ばれた12人の弟子の一人だった。会計を引き受けるほど信任を得て、イエス様が施される奇跡の御業をすぐそばで目撃した。今日、多くのキリスト教徒が夢見てやまない人生だった。

それでもユダは使徒の職務を捨てて祭司長たちと結託し、イエス様を売り渡した。最初から裏切ろうとはしなかっただろう。キリストの愛と御力、福音の使命に対する祝福、このすべてはよく知っていたことだった。しかし、天国の価値を忘れてしまったため、結局、救い主を十字架にかける最悪の犯罪に加担してしまった。

立っていると思う者は、倒れないように気をつけるがよい(一コリ10:12)。全て知っているというのを口実に御言葉を遠ざけ、無駄なことにますます心を奪われているのではないか、初心を失って自分でも知らないうちに真理を疎かにしているのではないか、自ら信仰を点検してみよう。救いの価値を胸に刻み、最後まで福音の職務を遂行した者たちに天国の門が開かれる。彼らには王のような祭司の権勢が与えられる。