エクアドル環境部次官 特別講演

ASEZ大学生700人余りを対象に、根気強く実践し連帯すべきリーダーの役割を強調

大韓民国

2022年 5月 5日 4,486 回視聴

環境汚染と気候危機問題は、21世紀の国際社会の最大の関心事だ。5月5日、新しいエルサレム板橋神殿のセミナー室では、世界的な環境問題の解決に関心を持つ大学生たち、そして環境保全のために国家政策を推進する政府関係者が会う特別な席が設けられた。神様の教会大学生奉仕団ASEZ(アセズ)で開催した「エクアドル環境部次官特別講演」だ。 講演にはASEZ首都圏会員700人余りとエクアドル環境部関係者たちが参加した。

同日、演壇に立ったエクアドルのビアンカ・ダヘル・ヘルビス環境部次官は、長年環境分野で経歴を積んだ専門家だ。5月2日から5日間、国内で開催された第15回世界山林総会に出席するため訪韓したヘルビス次官は、ますます深刻化する環境問題に真剣に悩むASEZ大学生のために、これまで第一線で蓄積してきた知識と経験をシェアしてくれた。

自身を環境活動家であり二人の子供の母親だと紹介したヘルビス次官は、人類が直面した環境汚染問題について専門的な知識を持たなくても、誰もが肯定的な変化を起こすことができると述べ、実生活でも家族と環境保護に親しむ自身の事例を紹介した。さらに、現代社会が抱えている問題を解決するために、必要な3つのポイントを強調した。連帯と根気、そしてリーダーだ。ヘルビス次官は「環境を正しい方向に変化させる方法を、多くの人と共有して連帯し、彼らと意味のある結果を得るまであきらめないという根気がなければならない」とアドバイスした。同時に、ただ単に環境問題を指摘するにとどまらず、具体的な活動を計画し行動する「リーダー」が必要であるというビジョンを提示し「皆さんが望まれるとおりに変化を成し遂げることを願う」とASEZを応援した。

講演後に続いた大学生の質問にも、環境にやさしい製品の使用など日常生活で実践する小さな行動が、多くの人の連帯と変化を引き出すと誠心誠意答えた。講演の後には「ここに来ることができてとても嬉しく、学生たちのエネルギーあふれる活動に驚いた」と感想を述べた。

講演に耳を傾けた大学生たちは、自身と地球環境の明日のために環境活動を活発に続けるという意志を示した。チョン・ヨンジン(ソウル大学)会員は「科学界でも環境に対する問題がますます重要になっているため、環境に関心が出てきたが、今までは少し漠然としていた。地球の反対側で環境のために働く専門家の話を聞きながら、まずは自分から実践を始めることが重要だということを学んだ」と、炭素排出削減のために公共交通機関を利用するなど、日常のできることから努力していくつもりだと語った。