努力で変化する家庭

韓国 金浦 / ペク・グァンウン

95 照会

帰宅して帰ってくるといつも疲れた私の姿が残念だったのか、妻は「おかえりなさい。今日は大変だったでしょう?」「わあ!あなた。会いたかったわ」と笑顔で私を迎えてくれたものです。しかし、私はぶっきらぼうに「うん…」と言い放った一言が全部でした。妻はこれに屈せず毎日のように笑いながら私に肯定的な心を植え付けようと努力しました。そうして二ヶ月が過ぎたある日の夕方、玄関のドアを開けて入ってくる私が明るい顔で「ただいま」と言った時、妻はとても嬉しかったと言います。家庭の幸せのために鳥肌が立つようなことも我慢しながらあきらめずに努力した甲斐を感じたと言っていました。

私たち夫婦も最初は大変でした。お互いに違う考え方や言葉の習慣でぶつかることが多かったからです。私のとがった人柄のせいで心の傷を負った妻は、状況を改善しようと会話に役立つ本を買って私に見せようとしたそうです。ところが本を見ると、むしろ自分が間違っていることが多かったと言って、「自分から変わらなければ夫の変化は望めないな」と思ったそうです。

今でも妻は家庭の幸せのためにたゆまず勉強し、そして練習しています。これまでは妻が模範を見せるために一人で黙々と実践したとすれば、今は家族全員が「幸せな家庭」の本にある<今月のミッション>を一緒にするという変化が生じました。5月には「感嘆する」ミッションにある項目を見て感謝しました。私の家庭ですでに実践していることだったからです。小雨で服が濡れているのを知らないと言うように、妻の努力のおかげでいつの間にか私は小さなことに感謝し、愛のこもった携帯メールを送るなど、いろいろな面で変わりました。ぎこちなくて照れくさいという理由で表現しないと家庭で笑えることがあまり多くないようです。これからも表現して実践し、家族や周りの人々に愛を伝える信仰の家庭になります。