韓国鉄原·南原·谷城·光州などで 水害復旧ボランティア活動実施

助けの手を差し伸べ隣人に希望をプレゼント

大韓民国

2020年 8月 7日 6,843 回視聴

今夏、韓国ではなんと50日以上も梅雨が続いた。気象庁の観測史上初めてのことで、歴代最長記録も更新した。今年の梅雨の期間中(6月1日~8月15日)韓国の平均累積降水量も920ミリと、平年の降水量の約2倍にもなる数値だった。これにより、1千件以上の山崩れが発生し、住宅と商店街が浸水するなど、全国各地に大小の被害が続出し、18の市・郡が特別災難地域に指定された。集中豪雨で川が氾濫し激しい濁流に飲み込まれ、家畜の斃死·流失も頻繁に起こり、農作物の出荷を控えている農家もやはり甚大な被害を受けた。

神様の教会の聖徒たちは、『隣人を自分のように愛しなさい』(マコ12:31)という神様の教えに従って、8月7日から鉄原、南原、谷城、光州、求礼など水害現場に駆けつけ、失意に陥った隣人に手を差し伸べた。21年ぶりに漢灘江が氾濫し、 民間人統制線付近の4つの村が浸水した鉄原では、地域の聖徒たちが葛末邑東幕里に向かった。。聖徒たちは浸水被害を受けた家の内部まで押し寄せてきた土砂をほうきで掃き、ちりとりで汲み出した。泥水にまみれた衣類、寝具類などは、大きなゴムたらいに入れて、家の前庭で一つひとつ洗濯して乾かした。

豪雨で蟾津江堤防が崩れ浸水被害を受けた南原と谷城でも、光州·南原·全州·順天地域の聖徒たちが次々とボランティアに駆け付けた。手の施しようがなく地団太を踏んでいた年配の方々の家を優先して助けに行った。建物内部に重機が入って行けないところでは、直接シャベルで泥をくみ取り、何度もバケツに入れて運んだ。

神様の教会の社会人青年奉仕団(ASEZ WAO)は、休日未明から240人余りが水害復旧ボランティア活動に出かけた。8月16日、梅雨が明けて猛暑が始まったにもかかわらず、聖徒たちは隣人に慰めと希望を与えたいと願って汗を流した。光州の光山区西峰洞と全羅南道求礼郡桂山里一帯を訪れた青年たちは、各チームに分かれて住宅・農耕地復旧作業に全力を尽くした。農耕地復旧チームは、水が抜けず、干潟のように変わりはててしまった田畑で、柿の木にからみついた浮遊物や腐った小枝を取り除き、唐辛子畑に横倒れになった農作物を立て直した。一部は崩れ落ちたビニールハウスを片付けた。この日、水害復旧ボランティア活動に参加したムン·スジョン(光州)姉妹は「水害にあった被災者の方々の痛手を目の当たりにして心が痛んだ。今日のボランティア活動が、被災者の方々の少しでもお役に立てれば幸いだ」と思いを伝えた。

前例のない梅雨によって全国で被害が相次ぎ、多くの水害地域で復旧作業に取り組む人手が不足している状況である。神様の教会は水害にあった被災者たちが早いうちに元の生活を取り戻せるよう、持続的な復旧活動を展開していく予定だ。