信仰者であり、知識人として、キャンパス内外でまっすぐ学びの道を歩いていく大学生聖徒たちのために、特別な行事が開催された。未来を先導する人々に、次世代グローバルリーダーが持つべき美徳と発展的・創造的未来のビジョンを植えつける目的で、神様の教会が準備した「2019全世界大学生リーダーシップカンファレンス」だ。
夏休み中に開かれた今回のカンファレンスには、アメリカ、ドイツ、ペルー、インド、南アフリカなど41ヶ国207大学と、韓国228大学所属の計532人の大学生が参加し、国境を越えた天の家族の兄弟愛の絆を深め、未来の主役としての力量を育てた。
7月10日、開会礼拝で7泊8日間のカンファレンスが始まった。天の母は重要な青年期に神様に教えを受けて、その御心に従おうと集まった大学生たちに無限の聖霊の祝福が下されるように切に求められ、彼らが預言の人物として、確固たる信仰と情熱を抱いて、学業と福音に力をつくすことを願われた。また、キャンパスで敬虔な姿と善い行いで神様の栄光を現わし、魂の救いにも励む大学生に「新・使徒言行録を書いている」と称賛なさり、青年たちが身につけるべき徳目を日程の半分にわたって細かく教えてくださった。「大きな成功は、青年の時に始まり、成功の秘訣は実践」という父の御言葉通り、「青年の時に、神様の御心を努めて実践しよう」という教訓と共に、母が命じられたのは、強盗に襲われた者を助けた「良いサマリア人」の心である。
真のリーダーであれば、聖書と専攻分野の知識だけでなく、他人を憐れむ品性、すなわち人類を救うために苦難を担われたキリストの愛と犠牲の精神を必ず持たなければならないという意味だ。母は「まず救いの祝福を約束された者としての使命感を持ち、戦争と異常気象、経済難など、様々な災いの中で不に怯えてている人類に救いの約束『新しい契約』をまめに熱心に知らせよう」と諭され、大学生全員が世界で光と塩の使命を果たすリーダーになることを繰り返し祝福された(コロ3:1、コへ2:7-11、コロ2:2、ロマ8:16)。
総会長金湊哲牧師も特別講義やビジョン説明会など、連日続いたプログラムを通して、青年たちに時代的使命を悟らせて、勇気を植えつけた。「パウロ、ペトロ、ヨハネのような使徒たちが属していた神様の教会の聖徒として、誇りを持ち、イエス様の言いつけに従うとき、神様が予定された、祝福された未来が到来する」と力説した金湊哲牧師は「無から有を創造された神様の御言葉は、皆さんだけでなく、数多くの人々の未来まで変化させることができる。常に御言葉の力に頼って、人類を正しい道に先導し、世界を救おう」と青年たちを励ました。
今回のカンファレンスは、大学生が主体となって、自己主導的に行事を準備・進行し、お互いに意志疎通できるプログラムが主だった。大学生たちはArise&Shine大学生国際聖書セミナーで、自ら定めた主題によりプレゼンテーションを用意して、数千人の前で発表し、大学生国際フォーラムでは、他の国の学生と宣教・ボランティアニュースを共有した。これまで築いた知識と活動をもとに、全世界のアセズ(ASEZ)サミットでは、議題を問題提起したり、意思を決定し、リーダーシップを涵養したのはもちろんのこと、協力と連帯の重要性と秘訣も学習した。すべての日程を共に過ごした各国の大学生もキャンパスでは得られなかった貴重な経験を得た。イ・ヨンビン(ソウル大)兄弟は、「多様な考え方を持つ全世界の大学生と一緒にいながら、考えの視野を広げることができた。一つの目標を持って志を一つにし、力を集めれば、学生の身分でも他人と社会のためにできることが多いことを、今回学んだ」と語った。
日程の最終日には、国政を議論する国会議事堂や、国会の機能と活動資料が展示されている憲政記念館を見学したり、韓国の大学を探訪する時間を持った。京畿道広州にある韓屋村を訪れ、韓服・茶道・伝統うちわ作りなど、韓国固有の美を体験したりもした。ソウル大探訪に参加したアンソニー・デビッド(アメリカジョージア州立大)兄弟は、「わずか数十年前戦争を経験した韓国が、このように眩しい発展を遂げ、素晴らしい大学文化とシステムを備えることができたのは、両親の世代の犠牲があったからだと聞いた。私の両親の献身で成長した私は、次の世代のために、立派な人間にならなければならないという責任感を感じた」と感想を伝えた。
「キャンパスライフを、単なる就業と成功の過程だとのみ考えず、自ら内面を成長させ、友人や隣人、社会にも役立つ重要な時間で満たしていこう」という、大学生たちの共通した覚悟のもと、2019全世界大学生リーダーシップカンファレンスが終了した。一つ学べば、一つ行動に移す実践力と、聖書から学んだ謙虚さと思いやり・譲歩・献身・和合の姿勢、そこにさらに広くなった視野と各自が胸に抱いたリーダーシップまで。才徳を備えた大学生たちが一緒に作っていく「明日」という名の作品がどのようにして完成するのか期待される。
7月14日にはオクチョンGO&COME研修院で、2019世界大学宣教ビジョン説明会が開催された。韓国の大学生はもちろん、進路について悩んでいる高校生など1万人が参加したこのイベントでは、ソウル大学、ハーバード大学、シンガポール大学など、世界有数の大学に在学中の聖徒たちが、母校を紹介してビジョンを提示した。大学生がアナウンサーと記者に扮して、キャンパス活動のニュースを巧みに伝えたりもした。
シンガポール国立大学に通うソルウィン兄弟は「夢があれば全力を尽くして努力するものではないか。勉強は誰でも大変だが、神様がはっきりとしたビジョンを下さったので、落胆せずがんばろう」と学生たちに応援メッセージを送った。
カンファレンスのスケジュール二日目(7月11日)の夕方、神様の御心どおりに成されていく校内活動事例を共有するために、大学生たちが新しいエルサレム板橋神殿セミナー室に集まった。
フィリピン、インドから来た学生が事例発表をし、ドイツ、アメリカ、ウクライナ、ボツワナの学生がパネルディスカッションに参加した。この席では「サークル」の事例発表が参加者の目を引いた。神様の教会の大学生たちは、宗教・学術・ボランティアなど、様々なサークルを開設し、聖書セミナー、キャンパス浄化、人権キャンペーンのような活動を行っている。フェルナンド(アルゼンチンコルドバ国立大学)兄弟は、「毎朝、家族と教室に集まって御言葉を調べ、祈りをささげると、一日をどのような気持ちで、どのように送るべきなのか思い描くことができる」とサークル活動の有益性を説明した。