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破れたビニールを取り払いながら

韓国 光州 / イ・スンジュ

155 照会

今年の夏は、梅雨の大雨による被害を受けた農家がたくさんあります。被災農家を助けるために、光州(クヮンジュ)地域の家族がボランティア活動の計画を立てました。黄龍江(ファンリョンガン)が氾濫して、近くの田畑やビニールハウスまで全て水に浸かってしまったという残念な知らせを聞き、大急ぎで復旧作業に取りかかることにしました。

現場に到着した私たちは、グループ別に、畑とビニールハウスのそれぞれの持ち場に配置されました。私はビニールハウスの内部を片付ける作業を任されました。ビニールハウスをいっぱいに満たしていた水が引いていきながら、苦労して育てた農作物はすべて流され、廃ビニールと鉄筋だけがあちこちに散らばっていました。畑の持ち主であるご夫婦は、「どこから手をつけたらいいのか分からず困り果てていたところに、こうして来てくださって、本当に有難いです」と、ホッとした様子でした。

ところどころに残った鉄製のピンを抜き、廃ビニールを取り払って外に運び出しました。ビニールハウスの中は時間が経つにつれて温度が上昇し、汗が玉のように流れ落ちました。しかし、復旧作業を早く終わらせてこそ、農家の方々も立ち直る元気が早く出てくるのではと思い、一瞬たりとも休まず作業を続けました。一緒に作業していた家族たちも、暑さのため顔がほてっていましたが、休まず働いていました。おかげで、予定より早く復旧作業が終了しました。

別れの挨拶を交わす時、ご夫婦は「私たち二人だけでやっていたら、どれだけ時間がかかったか分からないのに、皆さんが手伝ってくださったおかげで、早く終えることができました。もういくらでも、何でも植え直せそうです」と目を潤ませていました。大きな試練を受けても落胆せず、スタートを準備しているお二人を見て、深い感銘を受けました。

私も今回の経験を機に、これから辛くて大変なことがあっても、挫折せずに心を新たにして頑張ることにしました。まっさらな心の畑に喜びと感謝、いやりを植えて美しく耕やせば、天国へ行く希望もきっと芽を出すことでしょう。