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福音のアシスト

ブラジル ペネド / イ・ヘジン

69 照会

ブラジル・アラゴアス州の小さな都市ペネド。人口が7万人足らずのペネドには仕事先を見つけられず、家で過ごしている人たちが多いです。時間的余裕があるからなのか、神様の御言葉を伝えたいと言えば喜んで聞きはするのですが、快く受け入れてはくれません。真理が有ろうがなかろうが、長く通っていた教会からほかの教会に移りたがろうとしないのです。

数ヵ月が過ぎてもシオンへ出て来る魂がいなくて、力が抜けてしまった頃、新しいエルサレム宣教フェスティバルの知らせを聞きました。私たち夫婦だけでしたが、私たちはフェスティバルらしく楽しもうと、新たに気持ちを入れ替え、宣教フェスティバルを始めました。

ある日、教会自体について不満を抱いている男の人に会いました。彼は心の中にあった不満をぶちまけた後、私たちが「少し真理についてお話してもいいですか? 関心がなければ、このまま行きます」と言うと、悩んだ末に承諾してくれました。私たちは、すぐに聖書を広げて、天の母を証ししました。この場面を見守っていたその男性の母親が、ドアの後ろで親指を立てていました。教会と聞くと、嫌な顔をする息子が、聖書の御言葉を聞いていることだけでも満足そうな様子でした。

話を交わしてみると、息子は母親が通う教会に多くの不満を抱いてきたそうです。教会にあまりにも真心を注ぎ熱心に通う母親のせいで、ねじ曲がった心はそう簡単には元に戻せそうにありませんでした。その男性の母親もかなり年老いておられる上、長い間教会に通っていたので真理を受け入れるのは難しそうだと思い、開いた聖書を閉じました。

数日後、その時お会いした男性の家の反対側にある家の扉を叩きました。ところがその男性の母親がドアを開けました。その時までは知らなかったのですが、その家は両側に門があったのです。そのお年寄りの方は顔見知りの私たちを喜んで迎えてくれました。これも縁だと思い、お年寄りの方に天の母について教えました。

「父がいるなら、母もいなくちゃ!」

相槌を打ちながら真剣に聖書を調べていた老婦人の質問は、次から次へと続きました。ずっと長い間、命の水を渇望していた魂だったのでしょう。

そのお年寄りの方は、家から遠いところにある教会に、20年間歩いて通ったそうです。最近は足が痛くて一ヵ月以上教会に通っていなかったのだが、これまで家に訪ねて来たり、電話で様子を尋ねる信者は一人もいなかったのだそうです。お年寄りの方は、天使を家に遣わして欲しいと切実に神様に祈っておられたそうですが、ちょうどその時、私たちがお宅を訪ねて、救いの知らせを聞くことになったのです。

一週間後、天の家族となったそのお年寄りは、前日、ドキドキして眠れなかったと言う程、神様の子供に生まれ変われたことを喜びました。「本当に幸せです。すべて父と母の御恵みです」と笑顔が絶えませんでした。今は脚も痛くないと言って、礼拝がある日には、早くからシオンに来て礼拝の準備をなさいます。

その姉妹は「天の父と母が、私の目を開けてくださったように、周りにいる人達の目も開けてくださるはず」と、私たちに知人を順次紹介してくれました。お陰で訪問して回るため、私たちも忙しくなりました。その姉妹と同じお年頃の知人の方々は、一度で真理を受け入れられなくても、「神様の教会は良い所だ」と言いながら、彼らの家族に御言葉を伝えられるように場を設けてくれました。

運動競技をする時、攻撃手がうまくゴールを入れられるように手助けすることを「アシスト(assist)」と言います。ゴールを決める上で決定的な役割をしたため、ある時はアシストした選手をゴールを入れた選手よりも高く評価したりします。そのお年寄りの方を始めとして、神様が導かれる福音の御業を助ける霊的アシストたちによって、ペネド福音も迅速に成されていっています。

新しいエルサレム宣教フェスティバルを通じて、新しい心構えとともに貴重な良い実をプレゼントしてくださった天の父と母に感謝をささげます。神様の権能と助けにより、力を得て、今後も力強く宣教するために足を運びます。神様がペネドに許してくださった使命を一日も早く成就することができますように。