社会人青年奉仕団ASEZ WAO、定期ボランティア活動展開

あたたかい心、きれいな地球

2020年 12月 18日 14,364 回視聴

新型コロナ禍が長期化するにつれ、憂鬱・無気力・経済難などの社会問題だけでなく、マスクと使い捨て用品の使用増加に伴う環境汚染を懸念する声が高まっている。そのため、神様の教会の社会人青年奉仕団アセズワオ(ASEZ WAO)が定期奉仕活動に乗り出した。母の愛で隣人を励まし、地球環境を浄化するためだ。

2020年11月の1カ月間、韓国とアメリカ・イギリス・インド・日本・フィリピン・メキシコ・ブラジル・南アフリカ共和国など19カ国で行われたボランティア活動には延べ7300人余りが参加した。

アメリカ・イギリス・タイ・台湾・ペルー等では「Mother’s Forest」キャンペーンが繰り広げられた。アメリカ・ノースカロライナ州ダーラムの会員は、地域の自治体と連携して、レッドメープル公園に17本の木を植え、メキシコ・メキシコシティの会員は、ハルディネスデルスール公園周辺を清掃し、20本の苗木を植えた。ニュージーランドではオークランド市役所の担当者とMOUを締結、指定された公園での植樹活動を約束した。

休日には、「No More GPGP」キャンペーンの一環として、11カ国の河川・公園・海岸・散策路などで浄化活動が行われた。会員たちは、マスクの着用、発熱チェック、手の消毒など、感染症対策を実施しながらプラスチックゴミ10トン余りを回収した。通行制限が実施されている国では、オンライン署名運動を通じてキャンペーンを紹介し、多くの市民の支持を集めた。

韓国で浄化活動に参加したイ・スヒョン(ソウル)姉妹は、「街は思ったより汚れていたが、多くの人がゴミを拾ったので、すぐにきれいになった。『一人の十歩より十人の一歩が重要だ』という理由が分かった」と述べた。また大田の会員たちは、区役所を訪れ、プラスチック廃棄物の危険性を知らせる懇談会を開いた。区議会議長は、管内でプラスチック汚染のひどい地域を知らせ、キャンペーンに必要な物品を支援してくれた。

13カ国で行われた「Heart to Heart」キャンペーンも大きな反響を得た。会員たちは、保健所・病院・警察署・消防署など新型コロナ対応機関を訪れ、応援キットを手書きの手紙と共に寄贈した。手紙には「私たちの小さな真心が、疲れた一日に少しでも力を与えるきっかけになれればと思います」、「昼夜を問わずに働いてくださるおかげで、私たちが安全な一日を過ごすことができます」など感謝と激励のメッセージをしたためた。アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴの会員たちは、シャープメモリアル病院に応援キット200箱を提供し、イギリス・マンチェスターの会員たちは、新型コロナ拡大により昼夜を問わず出動する救急隊員の控え室に応援キット40箱を寄贈した。

インド・プネーのイナムダル総合病院長は、「どんな組織でも最前線にいる人が重要である。現在パンデミックの状況では、危険な業務を遂行する看護部の職員たちの活躍が大きい。代表一人だけでなく、現場で働く職員に細やかに感謝を表してくれて嬉しい」と、今後もアセズワオの活動が続けられることを願った。

ペルーのカイエタノ・エレディア国立病院を訪れたバク・ジナ(ペルーリマ)姉妹は「応援キットを受け取り別れたのに、また戻ってきて一緒に写真を撮る方、親指を立てて感謝を表す方を見ながら、関心と愛はすべての人に喜びを与えるということを感じた」と感想を述べた。

アセズワオの会員たちは、各自が所属している職場でも環境意識の向上に力を入れた。「Green Workplace」は、気候変動対応のために、個人や職場から環境保護習慣を身につけようというキャンペーンである。会員たちは、公共交通の利用、裏紙の活用、使い捨て用品の使用削減などを実践して、職場にキャンペーンパネルとシールを置いたり、同僚にマグカップをプレゼントするなど、周りの人々の関心と参加を促した。韓国のある製造会社では、会員たちが所属している職場の役職員を対象に「Green Workplace」セミナーを開き、アメリカ・ニューヨーク州ニューウィンザーでも役職員を招待したオンラインセミナーを開催した。

ASEZWAOの主なプロジェクト

Mother’s Forest – 母の森

温室効果ガス削減と気候変動対応のための植樹運動である。「一人の小さな行動が集まって、全世界を変化させる」という、スローガンのもと「1人1本木を植える」運動を進めている。オンライン署名運動に加えて、全世界で植樹活動を行っている。

No More GPGP – ゴミの島はもうやめ

「GPGP(Great Pacific Garbage Patch)」は、1兆8,000億個のプラスチックが集まってできた太平洋海域に浮かぶ巨大プラスチックゴミベルトだ。アセズワオは陸上に捨てられたプラスチック8万トンを回収し、これ以上プラスチックゴミの島が発生しないようにしようというメッセージを、街頭浄化・広報キャンペーン・署名運動などを通じて、国際社会に発信している。

Heart to Heart – 心から心へ

新型コロナのために日々奮闘している医療従事者や関係者たちに、応援メッセージの書かれた手紙とおやつ等をプレゼントするキャンペーンである。

Green Workplace – 職場環境運動実践

気候変動対応という目標の下、節電•節水•節約のための11の実践項目がある。アセズワオホームページ(asezwao.org)で実践項目をチェックし、自分の行動によって二酸化炭素がどれほど低減されるかを確認し、キャンペーンに参加できる。