
朝早く、イエス様は起きて人里離れた場所に向かわれる。そこで祈っておられると、シモンとその仲間たちがイエス様に会いに来る。
「みんなが捜しています」
イエス様が答えられる。
「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する。そのためにわたしは出て来たのである」
その後、ガリラヤ中にある会堂に行って、宣教される。
前日の夜、各種の病を患う人々を癒したり、多くの悪霊を追い出してとても多忙な時間を過ごされたイエス様だったが、疲労をものともせず遠い夜明け前から起床され、祈りによって一日を始められた。そしてこの地で成し遂げられる使命、宣教のために黙々と歩まれた。
「目を覚まして感謝を込め、ひたすら祈りなさい。同時にわたしたちのためにも祈ってください。神が御言葉のために門を開いてくださり、わたしたちがキリストの秘められた計画を語ることができるように。…」 コロ4:2-3
78億宣教の使命をゆだねられた私たちが、その使命を前にどんな祈りをささげるべきかは、日をみるよりも明らかだ。福音の大路に第一歩を踏み出す前に、まずは神様の御恵みから切に求めてみよう。それからは、どこへ行っても怖くないはずだ。行く先々で救いの御業が成し遂げられるため、まさに私たちはそのために召命されたのである。