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すべては神様が下さったもの

サムエル記上30章

320 照会

ダビデと彼に従う兵600人が、サウルを避けるためにペリシテのツィクラグで過ごしていた時のことだった。アマレク人はツィクラグを攻撃し、彼らの妻や子どもたちを、皆連れ去ってしまう事件が起こる。ダビデは600人の兵士と共にアマレク軍を追撃するが、べソル川に着くと一人二人と、落伍者が出始めた。ダビデは、疲れ果てて、とうてい川を渡ることのできない者に荷物の見張りをさせ、400人を引き連れてアマレクを追撃し、大勝利を収めた。

ダビデの一行がアマレクに連れて行かれた妻と子どもたちを連れ帰ってきただけでなく、戦利品まで全て携えペソル川まで来ると、残って荷物を見張っていた人々がダビデと一行を出迎える。ダビデは以前と変わりなく彼らに接するが、一緒にいた400人のうち、何人かがそれを不満に思う。

「彼らは我々と共に戦わなかったので、我々が得た戦利品を、何も与える必要はない。彼らの妻と子どもだけを受け取り、連れて行くがよい。」

ダビデは、彼らの悪意ある考えを見抜き、厳しくいさめる。

「我々を守ってくださり、襲ってきたあの略奪隊を我々の手に渡されたのは主なのだ。我々が得た戦利品も、神様が下さった物だから、戦いに出て行った者の取り分も、残って荷物を見張っていた者の取り分も、同じように分け合わなければならない。」

ダビデの一行が戦いで勝利を収めた理由は「必ず勝利し、奪われたものを取り返すことができる」という神様の確かな約束のおかげだった(サム上30:8)。しかしある者は、勝利の功労を自分のものとし、戦利品への私的な欲をあらわにした。ダビデは、勝利をお許しになったのは神様であり、戦利品もすべて神様が下さったものだから、戦場で第一線で戦った者も、後方で守っていた者も、公平に分配することを、法として定めた。

いつの時代も、勝利の鍵を握っておられる方は神様だ。福音を伝えるように頼まれた私たちも、それぞれがいる位置で任された福音の職務を誠実に履行するならば、公平であられる神様がすべての人に祝福を分け与えてくださるであろう。