虎を作る方法
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昔、ある国の臣下が敵国へ人質として行くことになった王子に随行することになりました。臣下は出発する前に王に申し上げました。
「一人の人が走って来て町の中に虎が現れたと言えば、それを信じられますか?」
「信じられない」
「二人の人が来て話したなら、それを信じられますか?」
「それでも信じられない」
「それでは三人の人が言うなら信じられますか?」
「それなら信じるしかないだろう」
「通りに虎がいなくても、三人の人が話せば信じるようになります。ですから、私について偽りの証言をする者がいても、どうかよく見守ってくださるようお願い至します」
これに由来する四字熟語が「三人成虎」です。人が三人いれば虎を作るという意味です。たとえ意図しなかったとしても、真偽が不明な話を誰かに伝えれば、嘘を真実にするのに加担することになります。自分でも知らないうちに、いつの間にか虎が威勢を張っているかもしれません。