一本の木を植えるように

オーストラリア シドニー / リュ・ムンスク

397 照会

韓国の植物の日のように、オーストラリアにも木を植える日があります。土地が広く公園や植物が多いオーストラリアは、木を植え育てることに力を入れている方です。私たちシドニーシオンの家族も、2018年に燃木を植える日を迎えて政府の事業に協力することにしました。

ボランティア当日、公園に到着すると、公園の管理人がその日植えるべき苗木と、木を植えるために必要な道具まで用意して、私たちを待ってくれていました。木を植える穴もあらかじめ掘られていた状態で、作業は簡単そうに見えました。しかし、しばらくして木を植えることが単純な作業ではないことを知りました。私たちが木をどのように植えるのかによって、木がすくすく育つようにもなれば、枯れてしまうようにもなるからです。

木を植える方法は難しいものでした。穴の深さが適しているか見なければならず、根を覆う土が風雨に耐えられるように、しっかりと固められているか確認しなければなりませんでした。木を植えた後は、苗木が根を下ろす間、枯れないように水を十分に与えなければなりませんでした。

神様の御言葉を伝えることも、これと同じじゃないかと思いました。単に聖書の知識を伝えることが目的ではなく、魂を生かすことに本当の意味があるからです。私が植える御言葉の種が、聞く人の胸の奥深く根付いて、丈夫な木として育つように心を尽くしていきます。