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パプアニューギニアに響き渡る福音の勝利の知らせ

オーストラリア シドニー / ルシル・ランギリ

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600余りの島々、800種を超える地元の言語、名前も姿も馴染みのない動物たち、原始の息吹そのままのジャングル…。独特な文化と多様な生物学的特徴を持つ国、私の故郷パプアニューギニアです。

オーストラリアに住んでいた当時、真理を受け入れてから、神様を愛する故郷の家族に、誰よりも一番最初に救いの祝福を伝えたいと思いました。期待に胸を弾ませながらパプアニューギニアへ飛び、真理の御言葉を伝えましたが、結果は失望そのものでした。キリスト教信仰に対する自負心が強い分、固定観念の壁もまた、分厚かったのです。残念でたまらない気持ちを必死に抑えながらシドニーへ戻るしかありませんでした。

歳月が流れるとともに、霊的に真っ暗な闇だったパプアニューギニアにも、希望の光が少しずつ見え始めました。弟夫婦がシドニーにやって来た際に、思い直してエロヒム神様の子供となる祝福を受けたのです。彼らはパプアニューギニアに戻ってから、たくさんの迫害や試練を受けながらも、真理の御言葉の本を読み、シオンの香りを聞きながら信仰を守り続けました。苦しいさなかにあっても、信仰をきちんと守り続ける弟夫婦たちを見ながら、パプアニューギニアの福音に対する希望と勇気が溢れてきました。

「いつかは、パプアニューギニアのすべての人たちが真理を悟るようになるに違いない!」

サモアやトンガのようなオーストラリア周辺の島国にも福音が伝えられて、70億人類の宣教使命まで宣言されながら、私の心の中にはパプアニューギニア福音の夢が、より鮮明に刻まれました。

夢を叶えるため、何度も故郷を訪問し、御言葉を伝えていたある日、パプアニューギニア短期宣教団が結成されました。情熱的に、一つ一つ短期宣教の準備にいそしむシオンの家族たちを見ながら、とても感謝の気持ちでいっぱいでした。出国を間近に控えて、短期宣教団のメンバーが個人的に大なり小なりの困難に見舞われることもありましたが、誰一人として動揺することなく、福音に対するやる気に満ちていました。

出発当日、私たちはシドニーからブリスベンまで飛行機で1時間10分、ブリスベンから3時間半かかって、パプアニューギニアの首都、ポートモレスビーに到着しました。到着するやいなや、直ちに空港から車で15分の距離にある、ボマナの警察兵営キャンプに向かいました。警察官である父の勤務地であり、幼い頃私が育った場所でもあるそこで、友人や隣人たちに御言葉を伝えようとしていた時でした。一緒にやりたいと、弟も忙しいスケジュールを延期しながら短期宣教団に合流しました。

翌日、本格的に宣教がスタートしました。少し前、私がパプアニューギニアに来た時、御言葉を聞いて感動した従弟バナデットと私の友人ジーンが、これまで周りの人に真理の御言葉を熱心に伝えておいたおかげで、短期宣教団が来たという知らせを聞いて、たくさんの人たちが押し寄せて来ました。御言葉があまりにも確かなので驚きを隠せない彼らは、自分の家族にも真理を伝えてほしいと懇願したため、私たちは兵営キャンプからなかなか出ることができませんでした。ふと、まだ信仰があるというには心もとなかったバナデットとジーンを残して、シドニーに戻らなければならなかった、前回の訪問が思い出されました。心配と名残惜しい気持ちをグッと押さえながら、「また来る時まで、少しだけ待っていてほしい」と涙を流しながら2人をなだめたものですが、今では一緒に力を合わせながら、喜びの実を刈り入れるようになりました。

びっしりのスケジュールで疲れていたはずなのに、短期宣教団のメンバー全員が最善を尽くして御言葉を伝えました。長い間シオンが建てられるのを待ちに待っていた弟も通訳を担当して、喜びながら天でもらう賞を積み上げました。私の心の中は言い表せない喜びでいっぱいになりました。

わずか数日の間に、15名もの魂がエロヒム神様の内で新しい命として生まれ変わりました。安息日にはホテルの会議室で恵みあふれる初めての礼拝をささげました。短期宣教団が帰国する前日の火曜日には、新しい家族たちが「真理を伝えてくれてありがとう」と、伝統的な食事を用意し真心こめてもてなしてくれ、その夜、私の父の家でささげた三日の礼拝にも出席して、祝福を共に分け合うことができました。

『偶像を崇拝してはならない』という神様の御言葉を理解し、その場で十字架のネックレスを外したモーセ兄弟、聖書を通して真理と偽りを見分け、「本当に長い間、誤った道を歩いてきた」と、心から悔い改め、家族まで真の神様に導いたインマヌエル兄弟など、偽りの教会の人々の妨害にも動揺せず、むしろ聖書を開いて真理を明白に証しする新しい家族たちの姿は、見るだけでも頼もしかったです。神様の内で、彼らがこれから切り拓いていく福音の道を思い描きながら、幸せな気持ちで帰国する飛行機に乗り込みました。

これまでの人生で最も幸せだったのはいつかと聞かれたら、迷うことなく天の母に直接お会いした時だと答えるでしょう。この地で、これに勝る大きな幸せを感じることは二度とないだろうと思っていました。ところが、パプアニューギニアで失われた兄弟姉妹を捜しながら、また、彼らに誠心誠意、命の御言葉の糧を供給しながら、韓国で御母様と共に過ごした時の幸せがそのまま甦ってきました。兄弟姉妹の愛もやはり、御母様が私たちに下さった「幸せ」という贈り物だったのです。

お金では買えない大きな祝福の機会を許してくださったエロヒム神様に感謝いたします。もしかしたら、私ではなく他の誰かを選ばれたなら、もっと良い結果を得られることもおできになったかもしれませんが、神様は足りない私を選んで、大きな使命を任せてくださいました。多くのことを学び、悟り、さらに大きな福音の働き手になることができるようにと。一緒に行った短期宣教団のメンバーからは連合の重要性を、弟夫婦とバナデット兄弟、ジーン姉妹には宣教の価値について再び学びました。

この悟りと感動が消えないように、神様から授かった使命と祝福を心の中心にしっかりと刻み、与えられた環境で一生懸命真理を伝えたいと思います。そして、パプアニューギニアの690万人の国民がすべて真理の御言葉を聞き終えるまで、休まず祈りながら、助力していくつもりです。パプアニューギニアの人々は本当に神様を愛し、聖書の御言葉を聞くことが大好きです。いくら忙しくても聖書の御言葉を伝えたいというと、手を止めて耳を傾けます。再び彼らに御言葉を伝える日がやって来ることを、指折り数えて待っています。

今回の短期宣教は、今後、よりいっそう盛大に成し遂げられることになるパプアニューギニア福音のための重要なきっかけとなったと確信しています。神様がこれからどんな御業を展開されるか、ほんのちょっぴり想像してみただけでも、初めて短期宣教に出発した日のように胸がワクワクします。天の家族の皆さんも、パプアニューギニアの未来が楽しみではありませんか?