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福音を力強く証しするという任務を果たすことができさえすれば

使徒言行録20章

243 照会

コリントとエフェソ、マケドニアに続き、ギリシア、トロアス、アソス、ミティレネを経て、ミレトスに達したパウロ。幾つもの地域を通って福音を伝える間、パウロはあちこちで出会う妨害者たちから、数え切れないほどの脅威と迫害を受けた。死の危機に瀕することも何度もあった。

長旅を終えて、エルサレムに戻らなければならない時のことだった。エルサレムではまた、どれだけ多くの試練が待っているか分からない。

エフェソから来た長老たちに、パウロが言う。

「投獄と苦難とが私を待ち受けていると聖霊が言われました。しかし、私の決められた道を走りとおし、また、主イエスからいただいた使命、すなわち神様の恵みの福音を力強く証しするという任務を果たすことができさえすれば、この命すら決して惜しいとは思いません!」

話し終えてから、パウロはひざまずいて祈りをささげる。聖徒たちが激しく泣きながら、パウロを送り出した。

四十に一つ足りない鞭を五回打たれ、三回鞭で打たれ、一昼夜海上で漂流し、苦労し骨折り、数え切れないほど多くの夜を眠れずに過ごし、貧しく、飢え、渇き…パウロにとって福音はまさに苦難だった。それでも、彼は足を止めず、後ろに退かなかった。苦痛が伴うその道の終わりに、永遠の天国の祝福と義の栄冠が待っていることを、しっかりと信じていたからである(二コリ11:23-28、二テモ4:7-8)。

私たちが歩む福音の道は、2千年前に使徒パウロが、それに先立ってイエス様が、先に歩まれた道である。きつくて辛い瞬間もあるはずだが、忘れないようにしよう。しばらくの試練を乗り越え、任された使命を果たしたなら、永遠の天国が目の前に広がるということを。