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天の母による特別授業

韓国 安養 / キム・ミンチョル

130 照会

聖書では、青年を「朝露」に喩えています。清くて玲瓏たる朝露は美しいけれど、あっという間に消えてしまいます。青年時代の祝福は、大きいけれど、すぐに過ぎ去ってしまうんだなと思い、祝福に恵まれるチャンスが来れば、必ず逃すまいと心に決めました。今年初め、インド・パナジに行ったのに続き、フィリピン・ケソンシティへの短期宣教を申し込んだのは、そのためでした。

フィリピン・ルソン島の南西部に位置するケソンシティは、フィリピンの主要都市のうち、最も大きな面積を占めています。広い土地だけに人口も多く、国会、政府庁舎、フィリピンで名門と言われる学校などがここに集まっています。そのためか、環境があまり良くないのではという心配は杞憂に過ぎず、よく発展した都市の姿は、韓国のそれと似ていました。ただ、宣教期間中に断水になって、貯め水で体を洗わなければならないことが、しばしばありましたが。

フィリピンの人は、ほとんどがカトリック信者だったので、神様と聖書の話を切り出すのは簡単でした。それに、話もよく聞いてくれました。しかし、長い時間をかけて御言葉を伝え、いざ神様の子供に生まれ変わるよう勧めると、「仕事に行かなきゃ」「世話をしなくちゃならない弟妹がいるから」「改宗するなんて難しい」など、様々な理由で背を向けました。聖書の御言葉は理解できるし信じられると言いながらも、救いのチャンスを逃してしまう人々を見ると、とても残念でした。

最後には、断る人ばかり、毎日のように出会うので、ふと自分に足りない何かがあるのでは、と思いました。自分の姿を振り返ってみると、本当に足りない部分だらけでした。宣教期間中、私が受け持っていた仕事に最善を尽くせていなかったし、大変な状況になれば、神様よりも人に依存しがちでした。魂を生かそうとする切実さも、忍耐も不足していました。

足りない部分を直していくために、任された仕事を誠実にこなし、ただ神様だけに依り頼むことを願われた父の御言葉を、何度も心の中で繰り返しました。天の父と母の心で福音を伝えられるよう願って、神様との出会いを心底願っている魂に出会わせてほしいと祈りました。

そうしているうちに、公園で、ある壮年に出会い、母なる神様について伝えてみました。彼は、信仰生活は長く続けてきたが、『すべてに相方が存在するように、男性の姿の神様がいれば、女性の姿の神様も存在するべきではないか?』と思っていたそうです。私たちはすっかり驚いてしまいましたが、それで終わりではありませんでした。東の地の果て、大韓民国に来られた再臨のイエス様に関する御言葉も伝えてみると、驚きのあまり両目を見開いて聞き入っているではありませんか!

「再臨イエス様が、本当に韓国にいらっしゃったんですか?実は私も、再臨イエス様が韓国に来られるのではないかと、思っていたんですよ!」

一人で聖書を研究し、再臨のイエス様を待っていたというその方は、先に私たちに、再臨のキリストが来られると預言された聖句を見せてくれました。翌日、同じ場所で再会し、さらに聖書の勉強をする約束をして別れたのですが、胸はドキドキ高鳴りました。心の底から神様を探し求めていた彼の魂が、必ず救いの祝福を受けられるように、心から祈りました。

翌日、約束の時間が迫っているにもかかわらず、彼との連絡がとれませんでした。胸が焼け焦げてしまいそうに心配でした。連絡が取れず、約束の時間がずいぶん過ぎても現れないので、このまま帰らなければならないのか、と思いました。でも、「母なる神様と再臨のイエス様は、本当にいらっしゃるんですね!」と喜んでいた表情が瞼にちらついて、どうしてもその場を離れることができませんでした。もう少し、もう少しと、待ってみること数時間誰かがすごい勢いで走って来ながら私を呼ぶ声が聞こえました。その方でした!聞いてみると、乗っていたジプニーで携帯電話をなくしてしまい、紛失届を出して来たため、遅れたということでした。「あなたに必ず会えるようにと、祈りながら来たんです」というその壮年は、シオンに行って御言葉を聞いた後、すぐに新しい命の祝福を受けました。兄弟はエロヒム神様に出会ったという事実に幸せを感じ、今も熱心に聖書の勉強を続けています。

今回の短期宣教で捜すことのできた天の家族のうち、大学生のデイビッド兄弟も、とても情熱あふれる兄弟です。友達と一緒に、母なる神様に関する御言葉を聞いたのですが、そのテーマで討論をして、同級生たちにも母なる神様の存在を伝えたデイビッド兄弟は、数日間シオンに来て、夜遅くまで聖書を学び、真理を受け入れて、四日目には、家族たちと一緒に真理の御言葉を伝え始めました。兄弟の積極的な姿は、他の家族たちにも良い刺激を与えています。

フィリピン・ケソンシティでの宣教は、母がお許しくださった特別授業のようなものでした。与えられた使命に最善を尽くすことに始まり、一人の魂を神様に導いていくまで忍耐すること、ただ神様のみに依り頼むこと、悔い改めることまで、しっかり学ばせていただきました。フィリピンでこんな授業を受けたので、私の夢である海外の預言者になる道に、さらに一歩近づけたような気がします。

フィリピンの家族の中には、夜働き、寝る時間も惜しんで、午前と昼に福音を伝える家族がたくさんいます。熱い日差しや激しく降り注ぐ雨の中でも、強い信仰心とマインドで、魂を生かす福音の仕事に励むフィリピンの家族たち!私もフィリピンで学んだことを実践しながら、少しでも力になりたいと思います。