手記・家族愛
穏やかでありつつも深い愛を感じさせる、家族の物語です。
私が似たいと思う母
誰にでも自分だけのロールモデルがいて、そのロールモデルに似ようと努力します。私が似たいと思う人は私の母です。いつも家族の面倒を見て愛してくれる母を見ながら、母がすることなら何でも学びたかったのです。私が12歳になった時、台所で母を手伝いなが…
インド バドダラ / ビニ
弟はスイカ坊主
「スイカキラー」、「スイカ坊主」。 私が弟につけてあげたあだ名です。種を出すのが面倒だからとスイカをあまり食べない私と違って、弟はスイカが大好きです。弟は一日を終えて家に帰ってくると、冷蔵庫を開けて、母が切っておいたスイカがいっぱい入った容…
韓国 ソウル / ホン・ジョンウン
チョコミルク
夫が仕事帰りにバナナ牛乳を買ってきました。以前には見られなかった姿です。たまに家族と一緒に楽しい時間を過ごしたくて「子どもたちに肉でも食べさせてあげたいから、ちょっと外食しましょうよ」と言うと、「三人で食べてこい」と言って電話を切ってしまう…
韓国 ソウル / ホン・ソンオク
よくできました
エレベーターに乗ると、あるお母さんがベビーカーを押して入ってきた。ベビーカーに座っている子供の髪の毛が特別、つやだっていて自然に目が行った。子供を見つめていると、手首に何か押された跡を見つけた。「よくできました」という文字が刻まれたハンコの…
韓国 城南 / チェ・ソクフィ
愛の力で子供に勝つ母
皿洗い中に携帯電話が鳴った。 「実家」 発信者だけを見ても、用件が推測できます。お母さんが家のおかずをあげようと電話して来たに違いありません。先に安否の電話を掛けてあげればよかったなあと申し訳ない気持ちが押し寄せてきました。 一男五女の中で…
韓国 龜尾 / イ・スジャ
帰ってきた靴
母方の祖母はいつも私に与えてもまた、与えたがる。小学生の時は「勉強がんばれ」と机をプレゼントしてくれたが、中高校生の時は制服代を支援してくれた。大学生になって自炊を始めると、いろいろなおかずを作って送ってくれた。それでも、いつも必要なものは…
韓国 安養 / オ・ジンフィ
孝行とは
ここ数日右手首がちょっと痛かったです。大丈夫だろうと思っていたのですが、日が経つにつれて痛みが増してきました。手首を保護して温湿布して何とか我慢しているが、その姿が不憫だったのか、中学生の2人の娘が家事をし始めました。 食事後の皿洗いは基本…
韓国ソウル、チャン・スンヒャン
初給料
携帯電話のマナーモードの音に文字メッセージを確認した。月給が振り込まれた。私の人生で初めての給料だったのですごく嬉しかった。 「本当にお金が入ってきたのか?これをどうやって使おう?」 はずむ胸を抱いて銀行に行きながら考えた。 「初月給だから…
韓国城南キム・ソンウ
当たり前ではない日常
我が家では、家事を両親が分担している。掃除は父、洗濯は母、食事の用意は二人で一緒に。私ももう大人なので、両親だけが家事をするのは何となく申し訳ないから手伝うと言うと、両親は「じっとしていてくれるのがお手伝いだよ」と、断られる。 休日のある日…
韓国 安養 / キム・ハジン
姉の告白
小学校2年生の冬休みの間で迎えた旧正月の連休。近所に住んだ遠い都市に引っ越した伯母がやってきた。私たちは久しぶりに会った伯母の家族と笑いの花を咲かせた。別れるとき伯母は名残惜しく思いながら、私と弟を家に連れて行って、あちこち見物もさせてくれ…
韓国昌原市、ハン・ユミ
うちの父は
結婚後に迎えた初の祝日、実家に帰った時だった。部屋にいたら居間で父と主人の話し声が聞こえた。あとで部屋に入ってきた夫に聞いた。 「父とどんな話をしたの?」「色んな政治の話をした。」「父が政治の話もしたの?」 不思議だった。父は政治に関心がな…
韓国安養(アニャン)、タク・ジンスル
父の家
私が幼い頃、父は毎月の給料を節約してレンガやセメント、鉄筋、スコップなど建築資材を買ってきて庭に集めておいて、一人で家を建てました。溝を掘るために顔がほこりだらけで、額に汗が流れていた父の姿が今も思い出されます。幼い私が見るには家は決して完…
スペイン マドリード
おうち ごはん
「今日の晩ご飯は、なに食べようかな?」 会社の帰り道から始まってキッチンの前に立つまで、頭の中でぐるぐる回り続ける悩みだ。転職をきっかけに始めた一人暮らしで、これまであまり重視していなかったことに時間を投資しなければならない。その一つが夕食…
韓国安養 / ギム・ジョンハ
ヨルム(大根の若菜)ビビンパ
子供の頃、学校から帰ってくると、母親が麦ご飯に大根の若菜キムチを入れてコチュジャン(唐辛子味噌)を一さじ、エゴマ油を一滴、混ぜてくれた大根の若菜入りビビンバ!私が一番好きな食べ物です。しかし、過去10年間私は大根の若菜入りビビンバを食べませ…
韓国仁川
母は、母の時が一番好きだと話した。
大学卒業式の前日、卒業式に必要な情報を調べ始めた。場所はどこなのか、何時まで行けばいいのか。ちょうど母が学士帽について尋ねてきた。学士帽は卒業式に出席すれば当然くれると思っていたが、そうではなかった。 「お母さんの卒業の時は学科事務室で学士…
韓国ソウル
藪から棒
引越しの計画があって、時間ができるたびに家の整理をしていた時、ある日は夜遅くまで台所の整理をしました。最後に冷蔵庫を掃除しながら、これまで放置しておいたペットボトルを取り出して中身を確認しようと蓋を開けました。その瞬間、「ポンッ」と轟音を立…
韓国ソウル